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部下「有給を取りたいのですが」→直後、"まさかの理由"に上司、目が点…

  • 2024.9.10

会社員にとって有給休暇を取得するのは当然の権利です。しかし、有給休暇とは“休んでも給与が払われる”ものなので、私用で会社を休むことに少し後ろめたさを感じてしまいませんか?

自分以外の人はどれくらいの有給休暇を取得しているのか、どんな理由なのか、ちょっと気になりますよね。いまどきの有給休暇の事情について、労務SEARCHの記事を元に紹介します。

「ゲームの発売日なので…」部下の衝撃の有給理由

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先輩に有給休暇を取ることを告げにきた若手社員。いつもより声が細くて落ち着かない様子です。理由を聞いてみると、「ゲームの発売日で…一日フルに費やしたくって…!」とのこと。理解ある先輩は「有給なんだから理由なんてなんでもいいし!」と優しく返してくれたのでした。「この会社に入って良かった…!」と思える瞬間ですね。

本来なら、有給休暇を取得するのに理由を明かすのは義務ではありません。“有給”とはいえ、休んで遊んでもいいはず!

労務SEARCHのアンケート調査によると、働く人々の有給休暇を取る理由が見えてきました。

有給休暇を取得する最も多い理由を教えてくださいという質問には、「遊び・趣味のため」が44.7%、「体調不良・通院のため」が26.3%、「子供の学校などの行事のため」が15.7%、「家族の看護・介護のため」が5.3%、「冠婚葬祭のため」が2.3%、「役所などでの行政申請のため」が0.7%、「その他」が5.0%の結果となりました。出典:労務SEARCH

意外にも、「体調不良・通院のため」が26.3%だったのに対して、「遊び・趣味のため」が44.7%という結果。どうしても譲れない趣味のために休む人が多いと思うと、後ろめたさが軽減しそうですね。

また同調査では、有給休暇を取得しにくい理由としてもっとも多かったのが「人員が不足しているため」でした。確かに、自分が休んだ分の仕事が他の人の負担になると思うと、休みにくいですよね…。

働き方改革として厚生労働省は、企業に対し、社員が年5日の有給休暇を確実に取得することを義務付けました。そのためさまざまな企業側で、有給休暇を取得しやすい環境づくりが推奨されています。しかし、厚生労働省の就労条件総合調査によると、2023年の年次有給休暇の取得率は62.1%という結果で、世界に比べると高い数字とは言えません。

長く仕事を続けていくためには、適度な休みを取って息抜きをすることも大切です。ワーク・ライフ・バランスのために、有給休暇制度をうまく活用していきましょう。

作画:峯鳥子(@minetoriko

参考:労務SEARCH「有給休暇に関するアンケート調査」

参考:厚生労働省「令和5年就労条件総合調査」

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