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大人が意外と解けない算数「33+33+33+33÷33」

  • 2024.9.5
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今回の計算問題は、一種類の数だけで構成されています。

しかし、その数が二桁と大きいので計算するだけでも一苦労ですね。

そんな計算が面倒くさい問題でも、ある工夫をすると普通に解くよりも比較的楽に計算することができます。

学校ではあまり習わない方法なので、頭を柔らかくして簡単に計算する方法を考えてみましょう。

問題

工夫して計算しなさい。
33+33+33+33÷33

そのまま計算してもよいのですが、今回は文字に置き換えて計算する方法をお伝えします。

解説

この問題の答えは「100」です。

計算を楽にする工夫はいくつかありますが、今回は同じ数が使われていることに注目して「置き換え」を利用しましょう。

何度も登場する33を、記号や文字に置き換えて、ある程度まとめてから最後に33に戻して計算するという流れです。

この方法ならば、33を実際に計算するのは最後の一回だけに留まるので、計算ミスをする可能性が低くなりますし、手間もかかりません。

では、実際にやってみましょう。今回は文字を用いて33をaと置き換えます。

33+33+33+33÷33
=a+a+a+a÷a

ここからある程度まとめていきます。足し算と割り算が混じっていますが、「割り算や掛け算は、足し算や引き算より先に計算するルール」ですので、割り算から計算します。

a+a+a+a÷a
=a+a+a+1
=3a+1

aを3回足すと3aになりますね。これで式を簡単にできたので、a=33として計算し直します。

3とaの間には掛け算記号である「×」が省略されているので、

3a+1
=3×33+1
=99+1
=100

と計算することができます。計算ミスをせずにスッキリ計算することができましたね。

まとめ

今回はaに置き換えましたが、小学校の範囲ならば、□や◯などの記号に置き換えることが一般的ですね。自分が使いやすいものに置き換えて、計算してみましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。  


文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

監修:堀口智之(ほりぐち ともゆき)

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和から株式会社代表取締役
大人のための数学教室「和」(なごみ) 創業者
大人の数トレ教室 代表
一般社団法人ビジネス数学協会 理事

2010年に、日本で初めて「社会人専門の数学教室」を創業。講師40名、累計受講者20,000人を超えるほどに成長。日本最大級数学イベント「ロマンティック数学ナイト」の企画・創設。延べ10万人以上が参加。2022年に、youtube「大人の数トレチャンネル」を本格稼働を開始。約1年でチャンネル登録者数4万人を超えるまで成長。


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