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大人が意外と解けない「(−9)−(−8)+(−7)」→正しく計算できる?

  • 2024.9.2
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今回は、マイナスを使った足し算と引き算に挑戦します。

カッコも出てきて難しい計算のように感じるかもしれませんが、ポイントをきちんと押さえて丁寧に計算すれば間違える心配はありません。

大人の皆さんが数学の復習として取り組むにはぴったりの問題となっていますので、ぜひ計算してみてください。

問題

次の計算をしなさい。
(−9)−(−8)+(−7)

カッコとマイナスの処理が重要ポイントですね。

解説

この問題の答えは「−8」です。

復習のために丁寧に計算を進めていきましょう。まずは一番重要なカッコの外し方についてのポイントです。

カッコの外し方
・カッコの前がプラスなら、そのプラスを消してカッコの中の符号をそのまま使う。
・カッコの前がマイナスなら、そのマイナスを消してカッコの中の符号と逆の符号を使う。
例、4+(−3)=4−3、4−(−3)=4+3

このポイントに従って、まずはカッコを外していきます。

(−9)−(−8)+(−7)
=−9+8−7

ここからの計算は数直線を頭に思い浮かべながら進めるとイメージしやすいかもしれません。

マイナスの場合は左方向へ、プラスなら右方向へ移動させることが原則です。

まず−9+8の計算です。これは−9という0から左(マイナス方向)へ9進んだ点から、右(プラス方向へ)8移動させるという操作を表しています。

すると、辿り着くのは−1ですね。

なので、

−9+8
=−1

となります。

次に−1−7の計算です。

先ほどと同じように考えると、−1という点から左(マイナス方向)へ7進んだ点である−8が答えになるはずですね。

これらをまとめると、

(−9)−(−8)+(−7)
=−9+8−7
=−1−7
=−8

と、計算することが出来ます。

まとめ

マイナスが関わる計算は数直線をイメージするのが最も理解しやすいですね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。


負の数の計算にもう一問挑戦!

大人が意外と解けない算数 (−7)−(−6)+(−2)
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