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大人こそ挑戦してほしい問題「1/5×3+6−(−4)」→正しく計算できる?

  • 2024.9.3
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今回の問題はもしかすると、小学生の頃には苦戦していたかもしれない問題です。

しかし、大人になってから計算し直してみると意外とスラスラ計算できるかもしれません。

基本の計算ルールを思い出しながらしっかりと復習していきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
1/5×3+6−(−4)

分数を含む掛け算と、マイナスの付いたカッコの計算が難しいポイントですね。

解説

この問題の答えは「53/5(もしくは、10+3/5)」です。

まずは基本の計算ルールをしっかりと思い出しておきましょう。重要なのは計算順序です。

<計算順序のルール>
・カッコがあったらカッコを外す。
・次に掛け算・割り算の計算をする。
・最後に足し算・引き算の計算をする。

これが基本の計算ルールです。

今回の計算では、まず(−4)のカッコを外すのですが負の数の引き算はどのように行うのでしょか。

そこで、負の数の引き算についてもおさらいしましょう。

<負の数の引き算>
・カッコの前にプラスがついていたら、そのプラスを消してカッコの中の符号だけを残す。
・カッコの前にマイナスがついていたら、そのマイナスを消してカッコの中の符号と逆にして残す。

つまり、今回のような6−(−4)の計算式はカッコの前がマイナスですから、6+4とするのが正しい変換となります。

次に掛け算・割り算を計算していきますが、該当するのは1/5×3ですね。

これは分数×整数の計算になっています。よくある間違いは整数を分数の分母にも分子にも掛けてしまうことです。

しっかりと分子のみに掛けていきましょう。

1/5×3
=3/5

これで残すは足し算と引き算のみになりました。

1/5×3+6−(−4)
=3/5+6+4
=3/5+10
=3/5+50/5
=53/5(もしくは、10+3/5)

分数と整数の足し算はきちんと通分してから計算しましょう。

まとめ

この一問で、分数の計算やカッコ付きの計算など、幅広い範囲の計算を復習できました。間違えないように何度も練習していきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。


分数を含んだ計算式にもう一問挑戦!

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