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大人が意外と解けない算数 「9÷7」を概数で答えると?

  • 2024.8.26
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小学校で計算の基本の足し算、引き算、掛け算、割り算を習いましたが一番難しく感じたのはやはり割り算ではないでしょうか。

特に割り切れずに答えが小数になってしまうときは本当にあっているのか不安になるし計算が長くなってきてどこで切るべきか分からず戸惑ってしまった経験もあると思います。

今回はそんな割り切れない割り算に挑戦して、難しかった記憶を払拭してしまいましょう。

問題

次の計算をしなさい。ただし、四捨五入して小数第二位までの概数にすること。
9÷7

四捨五入、小数第二位までの概数の二つがキーワードですね。

解説

この問題の答えは「1.29」です。この問題はまずは無難に筆算で解いていくのが一番の近道です。小数第二位までの概数と言われると小数第三位を四捨五入します。

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7×1=7、7×2=14と7が二つあったら9を超えてしまいますので、9÷7の整数部分は1であることが分かります。ここから小数部分を求めていきます。9-7=2を下に降ろし、9を9.0と捉えて小数第一位の0も下に降ろし、20÷7を作ります。このとき、忘れずに商にも小数点を打ちましょう。

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7×3=21となり、20を超えてしまうので20÷7の商は2です。7×2=14なので先ほどと同様に20-14=6を下に降ろします。次に元々の割られる数である9を9.00と捉えて小数第二位の0を下に降ろし、60÷7を作ります。

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7×8=56、7×9=63なので60÷7の商は8です。同様に60-56=4を下に降ろし、9を9.000と捉えて小数第三位の0を下に降ろして40÷7を作ります。

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7×5=35、7×6=42なので40÷7の商は5です。これで小数第三位まで求めることが出来たので、これより先の計算はしません。

これで9÷7の計算結果は約1.285ということが分かります。ここから小数第三位を四捨五入して問題に対する答えを用意しましょう。

小数第三位は5ですので、四捨五入すると切り上げることになりますので小数第二位の8を切り上げて「1.29」を答えとします。

まとめ

割り算の中で0を降ろすことを忘れないことと四捨五入を間違えないことがミスをなくすポイントです。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):うおうお


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