大人が意外と間違えやすい数学「(−6)−(−6)+(−4)」→正しく計算できる？

小学生の頃は算数が得意だったけど、中学生で数学を難しく感じるようになってしまったという方も多いのではないでしょうか。

難しく感じるようになってしまった原因は人それぞれですが、マイナスが登場したことが理由である人もいるかもしれませんね。

今回は、負の数を含む式の計算をしっかり復習していきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(−6)−(−6)+(−4)

マイナスの部分の計算がポイントになりますね。

解説

この問題の答えは「−4」です。

マイナス部分の計算の仕方を確認していきましょう。

今回はカッコがあるときの計算方法がポイントです。

＜カッコの前に符号がついているときの計算方法＞
・カッコの前にプラス→カッコの中の符号で計算
・カッコの前にマイナス→カッコの中の符号と逆の符号にして計算

今回の問題において、まずカッコをはずすと、

  (−6)−(−6)+(−4)
=−6+6−4

となりますね。では、ここから足し算と引き算を行なっていきます。

−6+6とは、0より6小さい数（−6）に、0より6大きい数（6）を足すということを表しています。

つまり、0を表しています。

それを踏まえると、

  −6+6−4
=0−4

となるので、同様に考えると、0より4小さい数が答えとなります。

よって、

  (−6)−(−6)+(−4)
=−6+6−4
=0−4
=−4

と計算することができます。

まとめ

負の数を含む式の計算は、カッコのはずし方に気を付けて進めていきましょう。

当メディアでは、この他にも負の数を含む計算問題を出題しています。ぜひ、他の問題にもチャレンジしてみましょう！

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

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文（編集）：うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

監修：株式会社かえでプロダクション（公式HP）

「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要５科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。

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負の数の計算にもう一問挑戦！