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大人が意外と忘れてる算数 10秒で解けますか?

  • 2024.8.24
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算数・数学の中でも「図形問題」は、ひらめきと論理の両方が必要なため、大人の脳トレにもぴったりです。

「問題を解くためには、どの情報が必要か」を考え、それを求めるために逆算をしていかなければいけません。

今回は、パズルのような面積の問題に挑戦しましょう。

問題

次の□に当てはまる数を求めなさい。
※四角形の角は、すべて直角である。
※長さや面積の縮尺は、必ずしも正確に描かれていない。
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長方形の面積の求め方は「縦×横」です。

今回の問題では、面積が分かっており、辺の長さを求めなければいけません。

一方の辺の長さが分かっていれば、割り算をすることで、もう一方の辺の長さが計算できます。

解説

今回の問題の答えは「4cm」です。

以下の手順で、四角形のそれぞれの辺の長さを求めていきます。

(解説のために、下図のようにA、B、C、Dとする)

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まずは、いちばん上の長方形から考えましょう。

この長方形は「面積24cm2、縦3cm」なので、横の長さ(A)は、
A=24÷3=8(cm)
となります。

向かい合う辺の長さは等しいので、Bの長さが計算可能になりました。

B=8-3=5cm

よって、真ん中の長方形は横の長さが7cmということが分かります。

面積と横の長さが分かったので、縦の長さを計算したくなりますが、実はこの長方形の縦の長さは必要ありません。

先ほどと同じように、向かい合う辺の長さについて考えましょう。

すると、Cの長さが計算できます。

C=7-3=4(cm)

したがって、いちばん下の四角形は「面積16cm2、横4cm」ということになります。

よって、その縦の長さは
□=16÷4=4(cm)
となり、これが答えです。

まとめ

面積に関する問題は、難しい数式の計算は必要なく、九九を理解しているだけで解くことが可能です。

発想力と論理力をバランスよく鍛えるのにオススメなので、ぜひたくさんの問題に挑戦してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


図形の問題にもう一問挑戦!

意外と大人が解けない「□に当てはまる数は?」→正しく求められる?
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