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大人が意外と忘れてる算数「1/3×2+5−(−3)」→正しく計算できる?

  • 2024.8.15
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計算問題では注意すべきポイントがいくつかあります。

特に間違えやすいのは「計算の順序」についてです。

正しく理解できているかどうか、問題に挑戦してみましょう!

問題

次の計算をしなさい。
1/3×2+5−(−3)

どの順番で計算するのか注意しましょう。

解説

今回の問題の答えは「8+2/3」です。(もしくは「26/3」でも良い)

また、途中の計算式は次のようになります。

1/3×2+5−(−3)
=2/3+5−(−3)
=2/3+5+(+3)
=2/3+8

計算のポイントを確認していきましょう。

まず、四則演算の混ざった式では、次の順で計算しなければなりません。

(1)掛け算・割り算の計算
(2)足し算・引き算の計算

今回の問題では、掛け算部分「1/3×2」から計算です。

分数と整数の掛け算ですが、整数である「2」を「2/1」と分数で考えましょう。

すると、分子どうし、分母どうしの掛け算にすることができます。

分子:1×2=2
分母:3×1=3
1/3×2=2/3

これによって元の式は「2/3+5−(−3)」となります。

この後は、足し算・引き算の計算なので、前から計算してもいいのですが、後半の引き算が「負の数を引く計算」となっています。

これは次のように変換が可能です。

負の数を引く計算 → 正の数を足す

つまり、5−(−3)=5+(+3)となります。

よって「2/3+5+(+3)」です。

足し算だけの式になったので、どこから計算しても結果は同じです。

計算のしやすい「5+(+3)」を計算しましょう。

したがって、「2/3+8」となり、答えは「8+2/3」です。
(足し算の順序を入れ替えましたが、どちらでも正解です。)

また、帯分数を仮分数に直すこともできます。

8+2/3
=24/3+2/3
=26/3

仮分数で「26/3」と表しても構いません。

まとめ

基礎的な計算方法を知っていれば正しい答えを求めることができるはずです。

間違えてしまった方はぜひ復習をしましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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