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意外と知らない大人が多い「0÷12.1」→正しく答えられる?

  • 2024.8.20
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算数で登場する数には、小数、分数などがあります。

それぞれの数ごとに四則演算のルールが少しずつ違っている場合があるので、計算の際は注意が必要です。

また式の特徴を見ると複雑な計算なしで答えが出ることも……。さて、今回の問題あなたは正しく答えられるでしょうか?

問題

次の計算をしてください。
0÷12.1

解答

正解は、「0」です。

割る数は小数でしたが、答えに小数は一切登場しません。

その理由を次の「ポイント」で確認してみましょう。

ポイント

この問題のポイントは、割られる数が0であることです。

基本的に割り算の問題で割られる数が0であれば、答えは0になります。

次の式は、割る数が小数や分数、負の数など様々な形をとっていますが、すべて答えは0です。

  • 0÷3.24
  • 0÷1/5
  • 0÷(-4)

これは、割り算の意味を考えてみればわかります。

割り算とは、割られる数をいくつかに分ける計算でした。

例えば、10÷5は10個のものを5人で分けたときの一人当たりの数を計算する式です。

しかし、分けるものがない(0)のであれば、どんな人数で分けても一人当たりの数は0になりますよね。

よって、今回の問題の答えも0になります。

0÷12.1
=0

ただし、割られる数が0であっても、答えが0にならない場合が一つだけ存在します。

それは、割る数が0のときです。

0÷0

割る数が0の式は答えが一つに定まらないため、算数・数学上では定義できないことになっています。

まとめ

今回の問題では、割られる数=0という式の特徴に気が付けるかどうかがポイントになりました。

0は特殊な数字です。割られる数が0であれば、割る数が(0以外の)どんな数でも答えは0になります。

このように0には計算を楽にする特性があるので、式の中に含まれていないか積極的に探していきましょう。

0の問題は他にもたくさん用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


0を含んだ計算にもう一問挑戦!

間違えずに計算できる?!「983×0+222−111」
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