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大人が意外と解けない算数 「0×1/2×0.5」→秒で解ける?

  • 2024.8.6
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「算数」は中学・高校で習う「数学」の基礎に当たる科目です。

しかし、基礎=簡単とは限らない場合もあります。

特に普段計算から離れている大人にとっては、久しぶりの算数問題が意外に難しく感じてしまうことも......。

今回の問題は、あなたにとっては難しいでしょうか、それとも簡単でしょうか?

問題

次の計算をしてください。
0×1/2×0.5

制限時間は5秒です。

解答

正解は、「0」です。

この問題で最初に注目すべき点については、次の「ポイント」で詳しく解説します。

ポイント

この問題のポイントは、0の掛け算です。

では、もう一度問題を見てみましょう。

0×1/2×0.5

冒頭にあるの計算部分がこの問題で注目すべき点です。

なぜなら、掛け算の中に0が入っていると、その掛け算全体の答えは必ず0になるからです。

この問題を見た瞬間、「掛け算の中に0があるから答えは0」と考えられるかどうか、それが正解するためのポイントでした。

冒頭から順番に計算していくと次のようになります。

0×1/2×0.5←掛けられる数が0
=0×0.5←掛けられる数が0
=0

なお、今回の問題では掛けられる数が0でしたが、掛ける数が0であっても答えは0になります。

掛け算の中の0が答えを0にするのはなぜ?

では、掛け算の中に0があるとどうして答えは0になってしまうのでしょうか。

この理由については、具体的な例で考えてみると理解しやすいですよ。

例えば、買い物の場面で考えてみましょう。

まずは掛けられる数が0である場合ですが、これは無料(0円)で配られているお菓子を何個カートに入れてもレジではお金を払わなくてよいのと同じです。

お菓子の個数を■個とすると0円×■個=0円が成り立つのが分かります。

次に、掛ける数が0である場合を考えてみましょう。

一万円の超高級お菓子が売られていたとします。買いたいけれど、お財布の負担を考慮して買うのを諦めた場合、レジでお菓子の料金を支払う必要はありませんよね。

どれだけ値段の高い商品(▲円とします)でもカートに入っているのが0個なら、払うべき料金も0円。

つまり▲円×0個=0円が成り立ちます。

このように、掛けられる数、掛ける数どちらに0が登場しても答えは0になります。

0×■=0
▲×0=0

まとめ

今回の問題では、掛け算の中に含まれた0に気が付けるかどうかがポイントでした。

1/2や0.5の数字に惑わされず、答えを出せましたか?

0には他の数字とは違う様々な性質があります。

0に関する問題は他にもありますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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