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意外と正答率が低いかも?!「18×□=−6」→□に当てはまる数は?

  • 2024.7.25
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今回の問題は、一次方程式の問題です。

一次方程式は中学校で習うのですが、計算自体は小学生でもできるものなのです。

式の変形をメインにしながら解いていきましょう。

問題

□に当てはまる数を求めなさい。
18×□=−6

18に何かを掛けて−6になるものは何でしょう、という問題ですね。

解説

この問題の答えは「−1/3」です。

早速解いていきましょう。

方程式の問題の最終ゴールは「□=?」の形にすることです。

左辺には□だけを残すように式を変形していきます。

この問題では、左辺の□に18が掛けられている状態です。

この18をなくして左辺に□だけを残すためには、割り算を行う必要があるのです。

しかし、式変形をする上で必ず守らなければいけないルールがあります。

<式変形のルール>
左辺に何かの数を「足す・引く・掛ける・割る」計算をした場合、右辺にも左辺と同じ数を「足す・引く・掛ける・割る」計算を必要がある

つまり、「左辺に行った計算は、同様に右辺にも行わなければいけない」ということです。

では、問題の式を「□=?」の形を目指して変形していきましょう。

18×□=−6
18×□÷18=−6÷18
□×18÷18=−1/3
□×1=−1/3
□=−1/3

□に1を掛けても何も変わらないので、「□=?」の形にできました。

試しに、18×(−1/3)をしてみると−6となるので、これが正しいことが分かりますね。

まとめ

式の変形ルールさえ知っていれば、一次方程式の知識のない小学生も解くことができます。両辺に同じ計算をするのを忘れがちなので、必ず気を付けましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。  


文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。


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