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意外と忘れている人が多いかも?!「780m歩くのに13分かかった」→分速何m?

  • 2024.7.26
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算数の中でも苦手や嫌いといった声が多いのは速さの問題ではないでしょうか。

学生の頃に苦手だったら克服する機会がなかなかないまま大人になってしまいますので、もしかすると今でも苦手な方もいるかもしれませんね。

今回は速さの問題をしっかりと振り返っていきましょう。

問題

780m歩くのに13分かかった
分速は何m?

解説

この問題の答えは「分速60m」です。

速さ・時間・距離についての公式がいくつかありましたが、今回はそれらを単位に注目して整理していきます。

速さ・時間・距離の単位
・速さはm/s(秒速)やkm/h(時速)
・時間はm(分)やh(時間)
・距離はm(メートル)やkm(キロメートル)

特に速さの単位に注目すると、「/」という記号が入っているのが見えますね。

これは分数を表す記号です。分数は割り算にできましたね。

つまり、m/s(秒速)はm(メートル)÷s(秒)として計算できます。

これは「距離÷時間」という形になっています。

このことを利用すると、わざわざ「きはじ」の円の図を描かずとも速さを求めることができます。

さらに、「速さ=距離÷時間」であることを利用して式変形することで、「距離=速さ×時間」と「時間=距離÷速さ」を求めることができます。

つまり、たった一つの単位をしっかりと覚えることでその他の二つを導くことができるのです。

では、問題を解いてみましょう。

780は単位がm(メートル)なので距離ですね。13は単位が分なので時間であることが分かります。

答えなければいけないのは分速ですから、この二つを使って計算することがができます。

780÷13
=60

答えは分速60mです。

まとめ

「きはじ」の図を描くよりも単位に注目して式変形ができる方が本質的な理解につながりますよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。  


文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。


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意外と正解者が少ないかも?!「秒速3m→時速何m?」
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