1. トップ
  2. 意外と解けない大人が多いかも?!「√81」→整数に直すと?

意外と解けない大人が多いかも?!「√81」→整数に直すと?

  • 2024.7.18

 

undefined

今回は、高校入試にも頻出する問題です。

計算問題ができるだけでは正しい答えを求めることができないように、言葉や記号の意味をしっかり理解しているかどうかが問われます。

大人になると計算問題を解くことができても、数学用語の定義をしっかり説明できるほど覚えている方も意外と多くはないのではないでしょうか。

これを機会にしっかり復習しておきましょう。

問題

次の数を整数に直しなさい。
√81

この記号の意味を読み方から確認していきましょう。

解説

この問題の答えは「9」です。

81についている記号は、「ルート」と読みます。

それと同じ時期に習うのが「平方根」というものですが、ルートと平方根をごちゃ混ぜにしてしまう間違い方がとても多いです。

しっかりとこの二つの言葉の意味を整理していきましょう。

平方根・・・二乗してaになるものをaの平方根という。
例えば、二乗して4になるものは2と−2なので、4の平方根は±2。

ルート・・・平方根のうち、正のもの。
例えば、√4=2

この二つの意味の違いをしっかり整理しておきましょう。

平方根の方が、大きなグループになるというイメージです。

では、この問題を解いてみましょう。

√81は二乗して81になるもののうち、正のものを表しています。

二乗して81になる数は±9ですから、

√81=9

というように正のものだけを採用して答えにします。

まとめ

平方根はマイナスも含み、ルートは正のものだけということをしっかりと確認しておきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。  


文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

監修:株式会社かえでプロダクション(公式HP

undefined

「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要5科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。


ルートの問題にもう一問挑戦!

大人が意外と忘れてるかも?!「√49」→ルートを外すといくつ?
大人が意外と忘れてるかも?!「√49」→ルートを外すといくつ?