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簡単だけど間違える人が多いかも?!「4÷(−4)÷(−4)」→3秒で解ける?

  • 2024.7.16
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お土産のお菓子を一人当たり何個配ればよいか、飲み会の料金は一人当たりいくらなのかを求めたいとき活躍するのが割り算。

割り算は、日常生活でも結構使う機会の多い計算です。

しかし、負の数が交じった割り算は普段ほとんど計算の機会がないのではないでしょうか。

今回の問題で、割り算の中の負の数の扱い方を確認してみましょう。

問題

次の計算問題をしましょう。
4÷(−4)÷(−4)

解答

正解は、「1/4(0.25)」です。

この問題では同じ負の数の割り算が繰り返されていますが、どのように計算したらよいのか分かりましたか?

次の「ポイント」で、計算方法を確かめてみましょう。

ポイント

この問題のポイントは、負の数の割り算が繰り返されたときの計算方法です。

まず、割り算の計算で答えの符号がどうなるのか、基本ルールを確認しておきましょう。

異符号どうしの割り算→答えは負の数
例:−4÷2=−2
      4÷(−2)=−2
同符号どうしの割り算→答えは正の数
例:−4÷(−2)=2
      4÷2=2
※正の数の前の+符号は省略しています。

また、割り算は()などの記号が無ければ、左から順番に行っていくのがルールです。

では、これらを踏まえて問題の計算式を見てみましょう。

4÷(−4)÷(−4)

最初に4÷(−4)を計算します。異符号どうしの割り算なので、答えは−1と負の数になります。

次に、−1÷(−4)を計算します。これは負の数どうし(同符号どうし)の割り算なので、答えは1/4(小数に直すと0.25)と正の数になります。

では、計算の流れをまとめてみてみましょう。

4÷(−4)÷(−4)
=−1÷(−4)
=1/4

ちなみに、(−4)÷(−4)の部分に先にフォーカスを当てて計算してしまい、「同じ数を同じ数で割っているから1」とするのは間違いです。

4÷(−4)÷(−4)
=4÷1
=4

割り算では順番を無視して途中から計算すると、答えがおかしくなってしまうことがあるので注意しましょう。

まとめ

今回は、同じ数字が繰り返される負の数の割り算問題に挑戦しました。

負の数の割り算の計算ルールを覚えていたかどうか、確認できたのではないでしょうか。

基本の計算ルールを思い出せたら、他の問題にも挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

監修:株式会社カルチャー・プロ(公式HP / インスタグラム

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「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。


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