スマホが手元にある現代、計算のほとんどは電卓アプリに任せてしまっているという人も多いのではないでしょうか。
しかし、計算アプリの方が暗算より早く答えを出せるとは限らないかもしれません。
今回の問題は、「ある計算ルール」さえ覚えていれば、計算アプリを使うよりも暗算の方がすばやく解けるはず。
一度挑戦してみてください。
問題
次の計算問題を解いてください。
217+(−217)−(−217)
制限時間は5秒です。
答え
正解は、「217」です。
早く正しく計算できたでしょうか?
やり方が分からなかった、という人は次の「ポイント」を確認してみてください。
ポイント
この問題のポイントは、負の数の計算です。
この問題には、二つの負の数が出てきます。
一つは足し算、もう一つは引き算になっていますね。
217+(−217)−(−217)
負の数は一見計算しづらそうに見えますが、そのルールは単純です。
負の数が出てきたら、前の計算記号の意味を逆にすれば良いのです。
+(−217)は負の数の前の計算記号が「+」なので、次のように引き算に変換できます。
+(−217) → −217
−(−217)は負の数の前の計算記号が「−」なので、次のように足し算に変換できます。
−(−217) → +217
では、式の中で変換してから、計算してみましょう。
217+(−217)−(−217)
=217−217+217
=0+217
=217
最初の217−217で数が打ち消しあい、いったん0になった後に217が足されているので、結局答えは217になりますね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
負の数の計算ルールを覚えていれば、217どうしが一度打ち消しあい、0になることに気が付くでしょう。
あとは217を足すだけなので、とても簡単です。
電卓アプリを起動し、217......と式を打っていくよりもずっと早く解答できたのではないでしょうか。
他にもいろいろな計算問題に挑戦し、暗算の楽しさを発見してみてくださいね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
監修:株式会社カルチャー・プロ(公式HP / インスタグラム)
「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。
負の数の計算にもう一問挑戦!