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簡単だけど意外と間違える?!「12+15÷□=17」→空欄に当てはまる数は?

  • 2024.7.31
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計算問題はできるという方も、少し捻った問題になると解けなくなるということがあります。

今回は、発展させた計算問題に挑戦してみましょう!

問題

□に当てはまる数を求めなさい。
12+15÷□=17

計算の順序に注意しましょう。

「12+15」の計算はしてはいけませんよ。

正しい答えを導くことができるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「3」です。

元の問題の□の部分に「3」を当てはめると
12+15÷3=17
となり、計算が正しいことが分かります。

この答えを出すための手順を解説します。

通常、足し算と足し算を含んだ式では、割り算を優先して計算をしなければいけません。

しかし「15÷□」となっているため、この部分の計算をすることができません。

そこで、「15÷□」をさらに「○」と置き換えてみましょう。

つまり、元の式は「12+○=17」となります。

○は、12を足すと17になる数なので、

○=17−12=5

これは「15÷□」の部分を表しています。

つまり
15÷□=5

15を何で割れば5になるかを考えるので

□=15÷5=3

したがって、答えは「3」となります。

なみに、これは「方程式」と同じ問題だと考えることができます。

方程式を解きなさい。
12+15÷a=17

「□に当てはまる数を求める」という問題を、「aの値を求める」というように言い換えたのが方程式です。

方程式の手順で解くと、次のようになります。

12+15÷a=17
12+15/a=17
15/a=17−12
15/a=5
1/a=5/15
1/a=1/3
a=3

方程式でも同じ答えになりましたね。

まとめ

通常の計算規則を正しく理解していないと解けない問題でした。

このような問題が解けるようになると、算数・数学がさらに楽しくなるはずです!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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