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意外と答えられない人が多い?!「0÷8÷8」→秒で解ける?

  • 2024.7.24
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割り算の計算を正しく理解しているでしょうか。

その中でも、「0を含んだ割り算」は勘違いをしている方も多い問題の一つです。

問題に挑戦し、正しく理解できているかどうかを確認しましょう。

問題

次の計算をしなさい。
0÷8÷8

「0の割り算はできない」と思っている方がいるかもしれませんが、それは正しくありません。

解説

今回の問題の答えは「0」です。

「割られる数が0」である割り算は、答えが必ず「0」になります。

つまり、次のように計算が可能です。

0÷8÷8
=0÷8
=0

0÷□=0になる理由

ここでは0÷□=0(□は0以外の数)になる理由を考えてみまます。

まずは、通常の割り算の考え方を確認しましょう。

例えば「15÷3」の割り算を考えるときは、「3の段で答えが15になる数」を探します。

15÷3を考える。
「3×□=15」となる□を探す。
□=5なので、15÷3=5

これは、小学校で学習する割り算の計算方法です。

同じように、「0を割る計算」をしてみましょう。

「0÷8」の割り算を考えるときは、「8の段で答えが0になる数」を探します。

0÷8を考える。
「8×□=0」となる□を探す。
□=0なので、0÷8=0

ここでは「0÷8」をしましたが、割る数が変わっても「掛け算すると0になる」のは「0」だけです。

つまり、「0÷□」の計算は、必ず答えが「0」になるということが分かります。

ちなみに、よく勘違いするのは「□÷0」の計算との違いです。

「0で割る計算」は定義されていないので、「解なし」「計算できない」ということになります。

0÷□は答えが必ず0
□÷0は計算できない

どちらも0を含んだ割り算ですが、意味が全く違うので注意しましょう。

まとめ

簡単なように思えて、意外と勘違いの多い問題です。

忘れていた方は、ぜひ他の記事の問題にも挑戦してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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