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意外と正解者が少ないかも?!「□に当てはまる数は?」

  • 2024.7.14
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算数・数学は苦手でも、パズル問題は好きだという方は多いのではないでしょうか。

パズルを通して、論理的な思考力を鍛えることで、数学力を身につけることも可能です!

今回は、面積に関する問題に挑戦してみましょう。

問題

図の□に当てはまる数を求めなさい。
※四角形の角は、すべて直角である。
※長さや面積の縮尺は、必ずしも正確に描かれていない。

 

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右下の長方形の面積を求める問題です。

縦と横の長さを求めることができれば、面積の計算が可能です。

「長方形の向かい合う辺の長さは同じ」という性質を利用して、辺の長さを順に求めましょう。

解説

今回の問題の答えは「12cm2」です。

次のような手順で求めます。
(解説のため、下図のように各部分の長さをA、B、C、Dとします。)

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長方形には「長方形の向かい合う辺の長さは同じ」という性質があります。

はじめに、左の「縦9cm、横2cmの長方形」の縦の長さに着目すると、
9=3+A
となります。

つまり、
A=9−3=6cm

同じように、「縦9cm、横2cmの長方形」の横の長さを考えると、
B=7−2=5cm
ということが分かります。

A=6cm
B=5cm

次に、「真ん中の大きな長方形」と「右下の小さい長方形」のそれぞれの縦と横の長さを考えます。

縦の長さに着目すると
A+C=10
が成り立ちます。

つまり、
6+C=10
C=10−6=4cm

また、横の長さに着目すると、
B+D=8
となります。

よって、
5+D=8
D=8−5=3cm

C=4cm
D=3cm

以上より、
□=3×4=12cm2
となり、これが答えです。

「長方形の向かい合う辺の長さは同じ」という性質は、あまり意識せずに使っている方も多いかもしれません。

どの辺とどの辺が向かい合っているのか、きちんと確認しながら解き進めていくことが大切です。

まとめ

パズルの問題を多く解くことによって、論理的な思考力を鍛えることが可能です。

算数が苦手な方も、パズルなら楽しく取り組むことができますね!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

監修:株式会社カルチャー・プロ(公式HP / インスタグラム

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「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。


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