子どもたちのテストやプリントの採点に、「正解なのでは?」と思ってしまうことはありませんか?
にょきちゃん(@NOICHIKOOO)さんが、「正解じゃない?」と感じた娘さんのテストをX(旧Twitter)に投稿すると「正解な気がする」「むずかしい」と注目を集めています。
迷ってしまうようなテストの問題とは?
こちらをご覧ください。
娘のテスト
— にょきちゃん@子ども3人😊 (@NOICHIKOOO) July 15, 2024
5は正解じゃないのかな…? pic.twitter.com/eLklHtmWaJ
「『売っています。』を、人から聞いたということが分かるように、直しましょう」という問題。
「売っているらしいよ」と回答した娘さんですが、誤りとされ「売っているそうです」と直してあります。
会話のなかで、誰かから聞いた話を「〇〇らしいよ」と言うことはありますが、本来は正しい使い方ではないのでしょうか。こちらの投稿を見た方からは、「正解だ!」「いや、誤りだ」など、多くのコメントが寄せられました。
迷ってしまう回答に…
コメントをピックアップして紹介します。
正解なのでは?
考えれば考えるほど正解な気がしますね。実生活なら、まかり通るのにね
敬語にしろとは書いてないから、「らしいよ」は正解ですよねー!!
なんでダメなんだろう?
口語と文語かな?
敬語ではないから不正解にされたのでは?と想像した方もいるようです。
誤りなのでは?
らしい、売ってるか売ってないか不確定になってしまうからじゃないですかね?
口語としては、『らしいよ』で通じるから正解にみえるけど、『らしい』だと、正確な情報、というよりも、推測の要素が含まれるから、どうなんだろ。
でも、『売っているそう』も、『売っているそうです(しらんけど)』ともとれるから、どっちもどっちよね。
助動詞「らしい」に伝聞(人から伝え聞いた)のはたらきはなく、推定のはたらきしかないことになっています。
「そうだ」には様態と伝聞のはたらきがあります。
よって、この問題の正答は元の敬語表現をふまえて「そうです」になるかと思います。
「それはこの店で売っているらしいですよ」より「それはこの店で売ってるそうですよ」のほうが、確実性はありますね。また、もとの文章が「売っています」と敬語であるため、「売っているそうです」が正解なのは頷けます。
日常会話では使うことが多いため、つい「らしい」でも正解なのでは?と思ってしまいますね。大人でも迷ってしまう、国語のテスト。日本語は難しいですね…。
取材協力:にょきちゃん(@NOICHIKOOO)さん