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大人が意外と忘れている数学「10÷(−2)÷(−5)」→正しく計算できる?

  • 2024.6.19
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算数から数学に科目名が変わると、負の数が登場し、扱う数の世界が広がります。

あなたは負の数の扱い方を今でも覚えていますか?

今回は正の数と負の数どちらも登場する割り算問題を用意しました。

挑戦して、知識を試してみましょう。

問題

次の問題を解いてください。
10÷(−2)÷(−5)

解答

正解は、「1」です。

どうして答えが正の数になるのかは、正の数・負の数の割り算ルールを考えればわかります。

次の「ポイント」で確認してみましょう。

ポイント

この問題を解くポイントは、正の数・負の数の割り算を行うときの符号の付け方です。

今回の割り算問題には、正の数、負の数両方が登場しました。

しかし、正の数でも負の数でも、割り算の計算ルールは共通しています。

以下の二点を覚えておけば、正しい計算ができますよ。

・異符号の割り算→答えは負の数
例:−5÷5=−1
    5÷(−5)=−1
・同符号の割り算→答えは正の数
例:−5÷(−5)=1
      5÷5=1
※正の数の前の+記号は省略しています。

では、この計算ルールを今回の問題に当てはめて考えてみましょう。

10÷(−2)÷(−5)

左から順に解いていきます。

最初に10÷(−2)を計算しますが、これは正の数÷負の数なので異符号の割り算です。

よって答えは−5(負の数)になります。

この答えを使って、次に−5÷(−5)を計算します。

これは、負の数÷負の数なので、同符号の割り算です。

よって答えは1(正の数)になります。

では最後に計算過程をまとめて振り返ってみましょう。

10÷(−2)÷(−5)
=−5÷(−5)
=1

正解の「1」が算出できました。

まとめ

今回は、正の数と負の数が混じった割り算問題に挑戦しました。

負の数が出てくると計算がいきなり難しくなったように感じるかもしれません。

しかし、基本の計算ルールは単純です。

同符号の割り算か、異符号の割り算かを判断するだけで、正解しやすくなりますよ。

負の数の計算に自信が持てたら、他の問題にも挑戦してみてくださいね。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


負の数の計算にもう一問挑戦!

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