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大人が意外と間違える数学「(−500)×(−2)」→秒で解ける?

  • 2024.6.11
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九九はすらすら言えても、負の数の掛け算は難しく感じることがあります。

学生の頃に丸暗記した負の数の計算も、大人になるとすっかり忘れてしまうこともあるでしょう。

今回は、負の数同士の掛け算に挑戦してみましょう。解説では、丸暗記に頼らない負の数の計算ルールの覚え方もご紹介します。

問題

次の計算をしてください。
(−500)×(−2)

負の数同士の掛け算のルールを思い出してください。

解答

正解は、「1000」です。

負の数同士の掛け算はどのように解けばよいのか、次の「ポイント」で確認してみましょう。

ポイント

この問題のポイントは、マイナス記号の扱いをどうすればよいかです。

結論からいえば、負の数×負の数の計算結果は、必ず正の数になります。

(−〇)×(−△)=+◇

しかし、「どうして負の数と負の数を掛けると正の数になるの?」と疑問を持ったことはありますか?

理由が分からないままルールを丸暗記しても、結局忘れやすくなってしまいます。

ルールを忘れにくくするコツは、具体的なイメージを見てルールの意味を理解しておくことです。

負の数×負の数が正の数になるのはなぜ?

負の数と負の数の掛け算をイメージする方法はいくつかあります。

今回は計算の規則性から負の数×負の数が正の数になる理由を考えてみましょう。

まず、以下の計算を見てください。

  • −500×2=−1000
  • −500×1=−500
  • −500×0=0

負の数(−500)が掛けられる数のとき、掛ける数が1減るごとに、答えは500ずつ増えています。

このルールを、掛ける数が負の数にまで拡張すると、次のように計算できると考えられます。

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  • −500×2=−1000
  • −500×1=−500
  • −500×0=0
  • −500×(−1)=500
  • −500×(−2)=1000

このように考えていくと、負の数×負の数が正の数になることも理解しやすくなるはずです。

まとめ

今回は、負の数同士の掛け算問題に挑戦しました。

負の数というのは日常ではあまりお目にかからないものですから、イメージしづらいところがあります。

様々な問題を通して負の数の計算ルールを覚えていきましょう。



文:編集(監修):VY

数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


もう一問負の数同士の掛け算に挑戦!

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