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大人が意外と忘れている算数「5×6×0×4」→秒で解ける?

  • 2024.6.20
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皆さんはこの問題を数秒で解けるでしょうか。

ただ答えるだけなら小学生でもできるかもしれませんが、なぜその答えに至るのか、深い理由まで理解できれば、算数はとても楽しいものになることでしょう。

ぜひ算数を楽しんで学んでください。

問題

次の計算をしなさい。
5×6×0×4

解説

この問題の答えは「0」です。

実はこの問題、よく見ると0を含む掛け算でした。0以外の部分を掛け算すると、

5×6×4=120

となりますが、0には何を掛けても0になってしまいます。なので、0を含む掛け算は答えが必ず0になります。

ここまでは小学生も知っていることかもしれません。

では、どうして0に何を掛けても0になるのでしょうか、深く考えてみましょう。

実はこの考え方は様々で、言葉として理解できるものや掛け算の性質から導くようなものもあります。

今回は数式から、□×0=0になることを考えてみましょう。

例えば、二の段を考えてみましょう。

2×1=2
2×2=4
2×3=6
・・・

と、掛ける数が増えていくと答えも2ずつ増えていきますね。では、逆に掛ける数を減らしていくとどうなるでしょうか。

2×3=6
2×2=4
2×1=2

掛ける数を減らしていくので次は2×0ですね。答えはというと、2ずつ減っていますので次は2−2をした0になるはずです。

つまり、

2×0=0

が導かれます。試しに二の段で考えてみましたが、これは何の段でも同じ結果になります。

なので、0には何を掛けても0になるということなのです。

まとめ

当たり前のように計算していることでも、実はどうしてそうなるのかは知らないことがあるかもしれません。そういったことを解決していけると、とても楽しいですね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


 文・編集(監修):うおうお  数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。


次は、0の割り算に挑戦!

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