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大人が意外と忘れている算数「10+(11−6)×8÷5」→正しく計算できる?

  • 2024.6.19
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計算式には、足し算(+)、引き算(−)、掛け算(×)、割り算(÷)に加えて、カッコ()で括られた部分が含まれることがあります。

カッコ付きの式は、電卓で計算するのが難しく、複雑に感じることがあるかもしれません。

今回は、「10+(11−6)×8÷5」という問題を解きながら、カッコ付き数式の計算ルールを確認してみましょう。

問題

次の問題を解いてください。
10+(11−6)×8÷5

解答

正解は、「18」です。

次で解説するポイントを押さえれば、間違わずに計算できますよ。

ポイント

この問題のポイントは、()を含んだ式を計算する順番です。

計算法則では、計算の順番は次のように決められています。

  1. ()の中
  2. 掛け算、割り算
  3. 足し算、引き算

優先度が同じなら、左から順に計算していきます。

今回の問題には、()が含まれているため、まずは()内の「11−6」から計算します。

11−6=5

この時点で、数式は次のようになります。

10+5×8÷5

次に計算すべきは、掛け算、割り算の部分ですね。(5×8÷5)

以下のように計算を続けます。

5×8÷5
=40÷5
=8

残りは単純な足し算なので、18と簡単に答えが出ます。

10+8
=18

それでは、計算過程をまとめて振り返ってみましょう。

10+(11−6)×8÷5→()内の計算
=10+5×8÷5→掛け算
=10+40÷5→割り算
=10+8→足し算
=18

『() → 掛け算・割り算 → 足し算』の計算の流れを確認してください。

まとめ

今回は、()を含んだ計算問題に挑戦しました。

()は計算法則では、最初に計算する部分です。

()を見たら、すぐに計算してしまいましょう。

基本的な計算ルールを思い出したら、他の問題にもどんどん挑戦してみてください。



文:VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

監修:堀口智之(ほりぐち ともゆき)

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和から株式会社代表取締役
大人のための数学教室「和」(なごみ) 創業者
大人の数トレ教室 代表
一般社団法人ビジネス数学協会 理事

2010年に、日本で初めて「社会人専門の数学教室」を創業。講師40名、累計受講者20,000人を超えるほどに成長。日本最大級数学イベント「ロマンティック数学ナイト」の企画・創設。延べ10万人以上が参加。2022年に、youtube「大人の数トレチャンネル」を本格稼働を開始。約1年でチャンネル登録者数4万人を超えるまで成長。


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