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大人が意外と解けない算数「7+7×8÷8−7+8」→正しく計算できる?

  • 2024.6.18
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二種類の数字が並んでいる計算式を見ると、ついつい同じ数字同士をグループにしてしまいませんか?

しかし、見た目に惑わされると思わぬ失敗をしてしまうかもしれません。

正しい答えを出すには、式の見た目ではなく計算法則に注目したいところです。

今回は、数字の「7と8」でできた計算問題に挑戦してみましょう。

問題

次の問題を解いてください。
7+7×8÷8−7+8

計算する順番に注意しましょう。

解答

正解は、「15」です。

7と8がたくさん登場してややこしく見えますが、実はとてもシンプルな問題です。

次に紹介するポイントを押さえれば、簡単に答えにたどり着けますよ。

ポイント

この問題のポイントは、計算の順番です。

「7と8」二種類の数字が登場するので、7のグループ、8のグループに分けて計算したくなるかもしれませんが、これは間違いです。

注目すべきは、数字ではなく計算記号の方です。

算数の計算法則では、掛け算と割り算は足し算と引き算よりも先に計算することになっています。

では、もう一度問題を見てみましょう。

7+7×8÷8−7+8

掛け算と割り算の部分を抜き出すと、

7×8÷8

掛け算と割り算はどちらから計算しても良いので、「8÷8」を先に計算します。

8÷8を先に計算すると

8÷8=1

となるので、

7×8÷8
=7×1
=7

この時点で式の形は次のようになっています。

7+7−7+8

残りは足し算と引き算だけなので、式を左から順に計算していけばOKです。

7+7−7+8
=7+8
=15

これで答えが出ましたね。

最後に、計算方法を再確認してください。

7+7×8÷8−7+8
=7+7×1−7+8
=7+7−7+8
=7+8
=15

まとめ

同じ数字がたくさん出てくると、計算が難しそう……と感じてしまうかもしれませんが、冷静に計算の優先順位を確かめていけば大丈夫です。

同じ数を掛けたり割ったりしている分、計算自体は楽に終わることもありますよ。

自信がついたら、他の計算問題にも挑戦してみてくださいね。



文・編集:VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

監修:株式会社かえでプロダクション(公式HP

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「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要5科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。


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