美容院に行ってカットやカラーを頼むと、仕上げに簡単なヘアセットを行ってくれることがよくあります。美容院の後、誰かと会う予定がある時などは、プロ仕様の美しいヘアセットで出かけられるので気分がいいですよね。
本記事では、「後から費用を上乗せしてくる美容室」についてご紹介します。
仕上げのスプレーをすすめたのは美容院側なのに…
こちらのエピソードは、20代の女性が教えてくれました。
これは私が大学生の時、実際に体験した出来事です。
初めて行く美容室は雑居ビルの2階にあり、店舗の内装や外装からはやや古めの印象を受けました。規模も3席ほどとかなりコンパクトです。
カットを担当してくれたのは30代前半と思われる女性の美容師さん。明るくはきはきとしており、とても感じの良い人だったので安心してお任せできました。シャンプーやドライを含め腕も確かで、髪をお洒落に整えてくれて「ここを選んで良かった」と満足していたのですが……この後、最後の仕上げをする段階で思わぬアクシデントが発生。
最後の最後、もう終わりという段階で店長さんと思われる50代くらいの男性が席にやってきて、「仕上げにスプレーしますか?」と尋ねてきました。
カットの後、スプレーやワックスでヘアスタイルを整えてくださる美容室は多いので、特に疑問も持たず「お願いします」とスプレーをしてもらいました。
するとその直後、会計の段階でその男性がいきなり、「スプレーを沢山使ったのでプラス500円です」と言い出したのです。
よく意味がわからず、私が「え?」と戸惑った反応を返すと、「かなりたくさん使ったからね」と念を押すようにもう一度言われてしまいました。冷淡な口調で。しかも無表情で威圧的に。
私はショートヘアですし、髪型を整える際に使ってもらったスプレーの量もごく一般的だったと思います。
しかし、彼の態度に恐怖を感じ、黙って支払いをしてしまいました。4,000円で済むはずの会計は、そのよくわからない「スプレー代」のせいで500円上乗せされて4,500円になってしまいました。
後日、別の美容室でこの話をしたところ、「ああ、それは売り上げをプラスするための手段なんだよねぇ」と教えてくれました。通常より低い価格を提示し、実際に来店してから取れそうな料金をプラスして、金額を上げる手口のようです。
学生で何の知識もなかった私は大変驚きました。
そんなズルい方法で売り上げを上げるより、良い施術と明朗会計で堅実にリピーターを増やす方が結果としてはお店は繁盛するように思うのですが……。
私としては、500円という比較的少額の被害で、学生のうちに社会勉強ができて良かったと考えています。この出来事があってから、初めてのお店に行く際は金額だけでなく口コミや評判もしっかり確認するようになりました。
ズルしてないで丁寧に仕事して
悪質な手口で料金を上乗せしようとする美容室。大学生なら騙せると思ったのでしょうか。
投稿者さんの言う通り、ズルい方法で少額の利益を得るより丁寧な仕事と明朗会計で着実にファンをつけた方が、結果としてはお店として儲かるでしょう。
提供:20代女性
※この記事では媒体で募集した体験談を掲載しています