結婚式で…新郎「カメラマン頼める？」私「OK」→その後、【報酬】を確認するも…新郎の“衝撃発言”に「非常識なやつ」

結婚式の写真は、後から見返すと良い思い出ですよね。専属のカメラマンを雇うのは高額になりますが、良い写真を撮ってもらうために奮発したという方もいるのでは？しかし、このカメラマン代を驚愕の手段でケチろうとした方もいるようで……。

本記事では、「友人にノーギャラでカメラマンを依頼しようとする新郎」についてご紹介します。

友人からカメラマンを頼まれたが…

こちらのエピソードは、会社員として働く30代の男性が教えてくれました。

これは10年前、私が実際に体験した出来事です。ある日、友人から結婚式に招待されました。

当時、私はカメラマンをしていたこともあり、新郎であるその友人からは、式への招待と共に「出席するついでに結婚式の写真を撮ってもらえないか？」という依頼もありました。

結婚式で専門の業者に頼むとかなり費用が高額になるため、どうやら友人は専属のカメラマンを雇えなかったようです。気の置けない友人という間柄ですから快くOKし、当日は友人として結婚披露宴に参加。もちろんご祝儀も用意しました。

友人の晴れ舞台ですから良い写真を撮ってあげようと思い、食事にも手をつけず、酒も飲まず、せっせと写真撮影を行いました。

結婚式は無事終了。しかし、式の後、現像した写真を友人へ渡しに行ったところでちょっとした問題が……。

写真を受け取りながら、友人は私に、「ありがとう。おかげでいい思い出ができたよ」と言ってくれました。言ってはくれましたが……それ以外何もありませんでした。本当に言葉だけで、他は一切なかったのです。

え？私以外にカメラマンいなかったじゃん？もし私がいなかったら、結婚式の写真はないんだよ？おまけに私は当日、食事も飲酒もできていないんだよ？友人としてのご祝儀も渡したんだよ？ あのさ、まさか、まさかとは思うけど、ノーギャラ？

言いたいことは山のようにありましたが、その場ではガッカリしつつもグッと堪えました。事前にギャラの打ち合わせをしていなかったのは事実ですし、彼との仲を壊したくなかったからです。

それからしばらく経ち、他の方から聞いてこの事実を知った奥さんが慌てて私のもとを尋ねてきて、

「最近になってその話を知りました。当日は友達に写真撮影を依頼しておいたからと言われていたため、しっかり払ってるものだと思ってました。本当にごめんなさい」

とギャラやお酒をくれました。

正直、友人に関しては「こんな非常識なやつだっけ？」と思ってしまいました。人の気持ちや、費やした時間、相手の払った諸々の苦労を考えられないようなやつだったっけ？

もちろん、多くの見返りが欲しくて彼のカメラマンを引き受けたわけではありません。しかし、「タダで使えるカメラマンが欲しかったんだな」と思うと、正直「こいつ友だちだっけ？」と感じてしまい、腹が立ちました。

しっかりした奥さんがいてくれて何よりです。

結婚式のカメラマンを友人に依頼したにもかかわらず、ノーギャラで済ませようとする友人……。感謝の言葉はもちろん、可能な限りのこころざしを用意するのが筋でしょう。

奥さんのご苦労もしのばれます。親しき仲にも礼儀あり。友人関係にヒビを入れないためにも、通すべき筋は通してほしいものですね。

提供：会社員/30代男性

※この記事では媒体で募集した体験談を掲載しています