祖父のお葬式に現れた見知らぬ若い女性と小さな男の子！？「不倫相手と隠し子…？」と戦慄していたところ、父からの一言にホッ

大切な人に生前の感謝を伝え、お別れをするお葬式。地域によってさまざまなしきたりがあるため、時には「えっ！？」と驚いてしまうような出来事に遭遇することもあるようです。

本記事では、「祖父のお葬式で体験した驚きの出来事」についてご紹介します。

祖父のお葬式に突然現れたのは…

こちらのエピソードは、主婦の30代女性が教えてくれました。

約10年前、私が祖父のお葬式の際に体験した話です。

当時祖父はかなり田舎の集落のようなところに住んでおり、お葬式はその地元のホールのようなところで執り行われました。

親戚やご近所の方、仕事の関係の方が参列してお焼香をあげてくれている中、小さい男の子を連れた若い30代くらいの女性が現れました。

母親と思わしき女性は、喪服ではないワンピースを着用しており、男の子は普通の短パンとTシャツという格好。

突如現れた見知らぬ2人に驚き、姉と「え…？誰？」「見たことない人だよね…？」とびっくり。2人は静かに参列し、お焼香をあげると、会釈をしてスッと帰っていきました。

「まさか祖父の不倫相手と隠し子…！？」とハラハラし、「こんなドラマみたいなことあるのか！？」と戦慄…。

なかなかそのことを両親に言うこともできず、後日落ち着いてから母親に「あの女の人と男の子は誰だったの？」と聞いてみました。すると母も「知らない」と…。

「知らない人がお葬式に来るなんてことある？本当にいったい何者？」と恐ろしくなりました。

すると、父が「知らない人だったけど、ここら辺の田舎の風習で、知らない人でもお葬式やお通夜をやっているのを見かけると、お焼香やお線香をあげにきてくれる人がいるんだよ」と教えてくれました。

おそらくあの親子は祖父とは関係のない地域の人だったのだと思います。

なかなかあり得ないことなのかもしれませんが、これはこれで田舎特有の良い風習なのかなと少し温かくも思いました。

地域によっては、見知らぬ人のお葬式やお通夜に参列することもあるとは、初耳という方も多いのではないでしょうか。

一緒に別れを惜しみ、寂しさに寄り添ってくれる温かい風習ですね。

提供：主婦/30代女性

※この記事では媒体で募集した体験談を掲載しています