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大人が意外と間違える算数「時速120km → 分速に直すと?」

  • 2024.5.14

 

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皆さんは小中学生の頃、「速さ」の計算は得意でしたか?

現役小中学生は算数・数学の苦手な単元として「速さ」を挙げることが多いです。

ただでさえ、覚えなければいけない公式が多いのに、距離はmやkm、速さは秒速や分速、時速まで登場して、ややこしくなるのが原因ですよね。

今回は速さの単位変換に注目した問題です。

意外と日常生活でも使用することがありますので、ぜひ解いてみてください。

問題

次の速さを分速に直しなさい。
時速120km

計算ミスを防ぐために、段階的に考えていきましょう。

解説

この問題の答えは「分速2km」です。

この答えを導くためのポイントは大きく分けて二つです。

一つ目は、時速や分速の意味をきちんと整理して単位を変換すること。

時速…1時間に進む距離
分速…1分間に進む距離

ここで、「時速120km」というのは「1時間で120km進む」ということを示していることがわかります。

答えにたどり着くために「分」に直していくと、1時間は60分なので「60分で120km進む」と言い換えることができました。

二つ目のポイントは、比の計算です。

「60分で120km進む」という情報から「1分で◯km進む」ということがわかれば、それがそのまま分速になります。

この◯を求めるために比の計算をします。まず式を立てていきましょう。左側に「60分で120km進む」という情報を当てはめます。

60:120=1:◯

さて、比の計算のやり方も確認していきましょう。

a:b=c:dなら
b×c=a×d
というように、内側同士、外側同士を掛け合わせます。

つまり、

60:120=1:◯
120=60×◯
◯=2

となり、「分速2km」を導くことができました。

よくある間違いは「分速7200km」としてしまうことです。1時間は60分だというところまで整理し、単純に120×60=7200としてしまう間違い方です。

時速と分速の関係を比べると、分速の数字の方が小さくなるはずなので間違いだと気づけます。

まとめ

どこかへ旅行に行く時に地図アプリを使った時など、日常生活でも意外と「速さ」は用いられるものです。

この機会に「速さ」についての正しい知識を身につけておきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


 文・編集(監修):うおうお  数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。


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