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大人が意外と解けない算数「574-328」→秒で解ける?

  • 2024.5.27
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引き算の計算の中でも、「繰り下がり」があると計算ミスをしてしまう可能性があります。

やり方は簡単なので、ぜひ練習してみてください。

問題

次の計算をしなさい。
574-328

「三桁-三桁」の計算です。繰り下がりに注意して計算しましょう。

まずは、答えを出してみてください!

解説

今回の問題の答えは「246」です。

通常のやり方で引き算をすると、一の位から順に引き算をしていくはずです。

しかし、ここでは数字を分けて考える解法を紹介します。

次のように計算をします。

574-328
=574-300-28
=274-28
=246

「328を引く」という計算を二つに分けて計算をしました。

(1)300を引く
(2)28を引く

このように、まず始めにキリのいい数を見つけて、二段階の単純な引き算に分けることでミスを減らし、早く答えを出すことが可能になります。

数学的な説明

「328を引く」という計算を「300を引いてから、28を引く」と二段階に分けて計算をしました。

二段階に分けましたが「トータルで328を引く」というのは変わっていません。

数学的に式変形を確認すると次のようになります。

574-328
=574-(300+28)
=574-300-28

「574-(300+28)」は、328をまとめて引き算をするという計算を表しています。

一方「574-300-28」は、二段階に分けた計算です。

カッコの有無で「28」の前の符号(プラス・マイナス)が変わっていることに注意です。

まとめ

今回は、引き算を二段階に分けて計算する方法を紹介しました。

うまく活用することで、計算が早く、そして正確に行うことが可能です。

ぜひ繰り返し練習し、計算力を養ってください!

※当メディアでご紹介する数学関連の記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまで一例としてのご紹介に留まることをご了承ください。


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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