「何に見える？」あなたを苦しめている“自己暗示”がわかる心理テスト

私たちは、知らず知らずのうちに自己暗示をかけて自分で自分を追い込んでしまうことがあります。あなたを苦しめている自己暗示は何でしょうか？心理テストで探ってみましょう。

図形が何に見えますか？直感でお答えください。

1.収納ボックス

2.角砂糖

3.募金箱

4.スツール

図形が収納ボックスに見えた人を苦しめている自己暗示は、「私はつまらない」かもしれません。自分のことを、どこにでもいる平凡でつまらない人間だと決めつけてしまっているのではないでしょうか。

このタイプの人は、個性にコンプレックスがある人かもしれません。「自分らしさ」や「ありのまま」といわれてもピンとこないのではないでしょうか。周囲に認められる、特別な存在でありたいと願う反面、理想通りにはいかない自分に苦しんでいるのかもしれません。

私たちは誰ひとり、全く同じ人生を歩んではいません。自分のことをつまらないと思っているあなたにも、あなただけの経験や感情があり、それらは立派な個性を形作っているのではないでしょうか。自分をつまらない人間と決めつけ、遠慮していてはもったいないかもしれません。

図形が角砂糖に見えた人を苦しめている自己暗示は、「私はどうせ失敗する」かもしれません。新しいことや難しいことにチャレンジしてもどうせ失敗するはずだと決めつけてしまっているのではないでしょうか。

このタイプの人は、失敗を必要以上に恐れている人かもしれません。過去に思い出したくもないような失敗や挫折の経験があるのかもしれません。過去に囚われ、ネガティブなイメージから未だに脱却できずにいるのでしょう。

過去の苦しい体験を乗り越える近道は、似たような場面に挑戦し、成功体験で上書きすることです。あなたを縛るネガティブな自己暗示に耳を貸すことなく、挑戦を続けてみることをおすすめします。

図形が募金箱に見えた人を苦しめている自己暗示は、「私はひとりじゃ何もできない」かもしれません。実現したいことや挑戦したいことがあっても、自分ひとりでは何もできないと決めつけてしまっているのではないでしょうか。

このタイプの人は、自分を過小評価している人かもしれません。誰かに言われた批判的な言葉が胸に残っているのではないでしょうか。他人のネガティブな発言をそのまま受け取ってしまい、自分の力量や限界を実際より小さく見積もってしまっているのでしょう。

他人の否定の言葉に必要以上に耳を傾け、自己肯定感を下げる必要はありません。それでもひとりでは何もできないように思えたら、これまでの人生を振り返ってみてください。必ず、自分で決めたことや、自分の意志でやり抜いたことがあるはずです。

図形がスツールに見えた人を苦しめている自己暗示は、「私がしっかりしないと」かもしれません。どんな場面でも、自分がしっかりしなくてはいけないと決めつけてしまっているのではないでしょうか。

このタイプの人は、他人を信用できずにいる人かもしれません。他人に裏切られたり、何かを他人に任せて後悔した経験があるのではないでしょうか。あるいは、自分の能力に自信があり、人に任せるより何事も自分でやった方が早いと考えているのかもしれません。

何事もひとりで抱え込んでしまう今の状況が苦しくなることはないでしょうか。他人を頼ることへの抵抗が強い時は、ごく小さなことから、信頼できる人に委ねたり、任せたりする経験を重ねていくのがよいのではないでしょうか。

ライター：Koyuki
臨床心理士、公認心理師として、病院や学校で働いています。楽しく自分自身に目を向け、心が軽くなるような心理テストをお届けできればと思います！