「何に見える？」あなたは“自虐的な人か”がわかる心理テスト

2024.7.31

他人の前で、自分を貶めるようなことをわざわざ言ったりする人のことを、自虐的な人と言います。聞いているほうは、なんとなく居心地の悪さを感じたり、返答に困ったりしてしまうのではないでしょうか。自虐的な人は、心の中に何かしらの理由を抱えていて、自虐的になっているものです。では、あなたは“自虐的な人か”探ってみましょう。

図形が何に見えますか？直感でお答えください。

1.聴診器

2.動物の鼻と口

3.パンチングマシン

4.ハンガー

1.聴診器に見えた人は「自虐的ではない人」

図形が聴診器に見えた人は、自虐的ではない人かもしれません。他人の前で自分のことを貶めるようなことを言うことは、ほとんどないのではないでしょうか。むしろ、あまり自分の話自体をしないかもしれません。相手の話を聞いていることが多く、積極的に自らのことを語ること自体が少なそうです。

このタイプの人は、穏やかで受け身な性格をしていそうです。ただ、どちらかというと自然体に近く、あまり自分を飾ろうとか大きく見せようという気がないのではないでしょうか。逆に自虐的なことを言って自分を下げるということもしない人でしょう。聞かれたら、自分のことを話したりはしますが、結構あっさりとした感じで話を終わらせることが多そうです。

自分という存在に、それなりに自信もありそうです。かといって他の人よりも大きく秀でた人だとも思っていないのでしょう。ごく普通のありきたりの人間だと感じているからこそ、自分を下げたりあげたりすることがないのではないでしょうか。そういう人ですので、他人との関わり方は程よい距離感を保ちつつ、さらっとした感じになりがちでしょう。

2.動物の鼻と口に見えた人は「やや自虐的な人」

図形が動物の鼻と口に見えた人は、やや自虐的な人かもしれません。あなたは他人の前で、時々自虐的なことを言ってしまっているのではないでしょうか。見た目や、学歴、運動神経など何かしらのコンプレックスを抱えており、それに関しては、特に自虐的なことを言いがちかもしれません。

このタイプの人は、明るく積極的なところがありそうです。自分から周りの人に声をかけるため、あなたの周りはいつもにぎやかなのではないでしょうか。ムードメーカー的な役割を担っていることも多いかもしれません。そういった立ち位置ということもあり、笑いを取るために、つい自虐的なことを言ってしまうことが多いのではないでしょうか。

他人のことを笑いものにしないのは、あなたのよいところでしょう。ただ、自虐的なことも少し考えものかもしれません。周りの人は、笑ったほうがよいのか、笑わないで「そんなことないよ」と言ったほうがよいのか、少し悩んでしまいそうです。あなた自身は笑い飛ばしてほしいと思って言っていても、その狙い通りにはなっていない可能性が高そうです。

3.パンチングマシンに見えた人は「自虐的な人」

図形がパンチングマシンに見えた人は、自虐的な人かもしれません。あなたは他人の前でついつい自虐的なことばかり言ってしまっているのではないでしょうか。誰もあなたのことを悪くは言っていないのに、あなただけがどんどん自分を貶めるような発言をしてしまっているようです。

このタイプの人は、強がりを言うことが多いものの、実は気が小さいところがありそうです。また繊細で傷つきやすい一面も持っているのではないでしょうか。傷つくことを言われても、その場では平気なふりをして、実はかなり深く傷ついているなんてこともあるかもしれません。だからこそ、自分を守るために自虐的になってしまっているのではないでしょうか。

自分で先に言うことで、周りから「そんなことはない」と言ってもらえることを内心期待していたりするのかもしれません。もしくは、自分でわかっているからと示すことで、あえて言われることを防いでいる場合もあるでしょう。ただ、あなたは自分の発言と周りの反応を見て、結局傷ついていたりするのではないでしょうか。むしろ何も言わないほうが、傷つくのを回避できるのかもしれません。

4.ハンガーに見えた人は「あまり自虐的ではない人」

図形がハンガーに見えた人は、あまり自虐的ではない人かもしれません。あなたは他人の前でそれほど自分を貶めるようなことは言わない人でしょう。たまに冗談めかして言ったりはしますが、それはあくまでも冗談として言っていそうです。本気でそうは思っていないのではないでしょうか。

このタイプの人は、自信家で高いプライドを持った人でしょう。自分をより大きく素敵に見せたいという気持ちが強いため、自虐的なことよりも、むしろ自慢話が多くなりがちではないでしょうか。あなた自身は普通に話をしているつもりでも、それが自慢話に聞こえるような雰囲気がありそうです。

あなたが自虐的なことを言うとすれば、周りが「そんなことないよ」と言ってくれそうなことに限るのではないでしょうか。本当にそうだと思われるようなことは、絶対に口にしないはずです。だからこそ、周りからのダメ出しや批判には弱いところがあり、少し言われただけで、かなり気落ちしてしまうところがありそうです。

ライター：aiirococco
公認心理師、臨床心理士として総合病院にて働いております。知っているようで知らない自分のこと。自分の心理をのぞいてみませんか？自分を知るワクワクドキドキ感をお伝えします。