女子社員寮で…営業マンがオートロックをすり抜ける！？→次の瞬間、男の“恐怖の営業”にゾッ…

女性の1人暮らしは多くの心配がつきものです。そのため、家の場所や周りの環境、セキュリティなどに気を遣うという人も多いでしょう。

本記事では、そんな女性の1人暮らしにまつわる「オートロックの女子寮に訪れた男性営業」についてご紹介します。

オートロックのはずが…

会社の女子寮に住んでいたときに起きた恐ろしかった出来事について、30代女性が教えてくれました。

10年ほど前、私が20歳くらいの頃、社会人として初めて働く会社の女子寮に住んでいたときのことです。

その女子寮は3階建てで、築年数はそこそこ古いものの、建物の入口がオートロックになっており、セキュリティはしっかりとしていました。

また、男性は家族以外はあまり中に入れないというルールのようなものもあり、女性が住む場所としてそれなりに安心感がありました。

しかし、その安心感が失われる出来事が起きたのです。

ある平日の夜、会社から帰宅して少し経ったときのこと。突然玄関のチャイムが鳴りました。

女子寮の入口はオートロックのため、入居者が開けない限りは、業者などは入って来られません。家族が来訪する予定もなかったため、同じ女子寮に住む友達だろうと思い、そのまま玄関のドアを開けました。

するとそこに立っていたのは20～30代くらいのスーツ姿の男性。

そして「わたくし、この辺りでマンションをおすすめしている者なのですが、マンション購入に興味ありませんか？」と言いました。

どうして業者が女子寮に入ってきているのかという疑問が浮かんだものの、いきなり玄関先で営業をされて戸惑ってしまった私は「マンションを購入するお金もないし考えていません…」と答えるのが精いっぱい。

相手は営業を畳みかけるわけでもなく「そうですよねぇ」と同調。そして「自分も転勤でこっちへ来てマンションを売っていて、これが売れないと前にいた営業所に戻れないんですよね」と身の上話を始めました。

何の話をし出しているんだろう…この人何者…？話も通じないし…と恐怖心が増していく一方。

私が会話を切り上げようというそぶりを見せたところ、その人は突然、

「じゃあ、マンションはいいので合コンでもしませんか？合コンしたい人、ほかにいません？」と、言い出したのです。

ゾッとした私は「それは無理ですね、仕事が忙しいので時間もないし…」と言いながら、電話が来たふりをしてドアを閉めました。

オートロックの建物入口からどうやって入ってきたのか、さらにマンション営業と言いつつ合コンの話に展開していったことで、かなり怪しさを感じました。もしかして営業というのも嘘で、泥棒や押し入りなどといった犯罪の下見にでも来たのかとも思い、怖くなりました。

その後同じような営業マンが訪問してきたことは1度もありません。同じ寮の友達に聞いても、そのような営業マンが家に来たことはなかったそうです。

会社の担当部署には、不審な人が入れないようセキュリティにより力を入れて欲しいと要望を出しましたが、古い建物で会社の予算もそう多くはないことから、結局設備改修などは行われませんでした。

気にはなっていたものの、結局数年後に私が引っ越すまで、ずっとそのままでした。

居るはずのない人が居るというのは恐ろしかったことでしょう。女子寮に男性の営業スタッフが無断で入り込むこと自体言語道断なのに、さらに合コンを持ちかけるなど、その人にどんな意図があれ「恐怖」以外の何ものでもありません。

そもそも、オートロックのある住宅内に勝手に立ち入ることは不法侵入です。たとえ他の住居者の許可を得て住宅内に入ったとしても、その後住宅内をうろつくのは建造物侵入罪に問われる可能性もあります。

今回のケースでは何事もなく終わりましたが、何かあってからでは取り返しがつきません。残念ながら女性を狙った犯罪が絶えない昨今。こういった行動は、相手に不快感を通り越して大きな恐怖を与える行為なのだと、今一度認識を改めてほしいですね。

情報提供：女子寮に住んでいた経験のある会社員・30代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています