夜の巡回中、店の『使用中』トイレから見える足…「呼びかけても返答がないんです」→その後、“ありえない恐怖体験”にゾッ…

多くの小売のお店は、閉店時間の少し前になると、「蛍の光」などの音楽をかけ「まもなく閉店のお時間となります」とアナウンスをすることがあります。

その間、スタッフさんは店内やお手洗いなどにお客さんがいないか巡回するのですが、その際に少し怖い体験をすることもあるようで…。

本記事では、「閉店間際の店のトイレで起きた恐怖体験」についてご紹介します。

あの足はいったい誰のものだったんだろう…

こちらのエピソードは、30代男性が教えてくれました。

これは3ヶ月前、私が勤務しているお店で実際に起きた話です。

閉店間際、お客様が全員退店されたかを確認するため、店舗のトイレに人がいないかを巡回しに行くという決まりがあります。その日は比較的、閉店間際のご来店が少なく「どうせ誰もいないだろうな」と思いながら、男性用トイレを確認しに行きました。

ですが実際にトイレに入ってみると、男性用トイレの一番手前の個室が使用中となっていました。少しだけ身を屈めて見ると、個室のドアの下の部分から、足も見えます。

「閉店のお時間です」とトイレ全体に向けてお声がけをしても返答がなかったため、「あ、従業員だったか」とそのままにして、お店は閉店となりました。

お店の閉店後、私が事務作業をしていたところに清掃員の方に声をかけられました。

「男性トイレの一番手前の個室が使用中になってるんだけど、呼びかけても返答がなく困ってるんだ。どうしようか？」

先ほど見に行ってからかなり時間が経っていたため、奇妙に感じた私は清掃員さんと一緒に現場へ向かいました。すると、清掃員さんの言う通り、一番手前の個室が閉まったまま。ですが先ほどとは違い、個室のドアの下の部分から足は見えません。

何度ノックをして声をかけても何の返答もなく物音もしないので、これはまずいかもしれないと思い、清掃員さんに脚立を持ってきていただき、上から中を覗いてみたところ、中には誰もいなかったのです。

先ほど私が見た時には下から足先が見えており、確実に人がいたのですが…。風で閉まったか、直前の利用者が勢いよく閉めて鍵が閉まったかと思い、上から鍵のかかり具合を確認しましたが、ゆるくかかってしまったというふうでは全くなく、しっかりと施錠されています。

上から棒で鍵を解錠し、そのまま何事もなく終わりましたが、なぜそのような状況になったのかは謎のままでした。

直前の利用者がいたずらで鍵をかけたまま出たという可能性はあります。ただ、そのような事をすれば大きな音がして、誰かしらは気付く可能性は高いでしょう。

偶然が重なっただけだったのか、今考えても奇妙な出来事だったと思います。

トイレ以外の場所でも霊らしきものを見たというお話や、心霊現象を体験したという話をよく聞く店舗だったので、そこまで驚きはしませんでしたが、もしもその類の現象だったのであれば、私に憑いていなければよいなと思っています。

私が閉店直前に見た個室の中の足は、いったい何だったのでしょうか…。

夜の暗い時間にお店のトイレを点検して回るのは少し怖いですよね。他の従業員と一緒に回りたいところですが、店の締め作業や閉店作業で忙しく、そこに人員を多くは割けないでしょう。

お客さんか従業員のちょっとしたいたずらや風の仕業だとよいのですが、果たして…。背筋がヒヤッとする体験談でした。

情報提供：店舗勤務・30代男性

※この記事では媒体で募集した体験談を掲載しています