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電車で…つわり中の妊婦が杖で叩かれる!?老人「若いのが座るな!どきなさい!」→直後、老人の“衝撃発言”に隣客がブチギレ…

  • 2024.4.30
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出典元:PIXTA(※画像はイメージです)

高齢者や妊娠中の方、体の不自由な方、体調不良や怪我など電車内で立っていることが難しい人のために用意されている優先席。ですが、中には「優先席を利用できるのは高齢者のみ」と勘違いしている方もいるようです。

本記事では、「妊娠中の通勤電車で起こった驚きのトラブル」についてご紹介します。

「どきなさい!」車内に入ってきた高齢女性がいきなり杖で…

こちらのエピソードは、30代の女性がくわしく教えてくれました。

 

これは私が20代の頃、実際に体験したお話です。

当時、私は妊娠初期。幸いつわりは軽めだったので、通勤電車では「運動にもなるし」と思い、立っていることがほとんどでした。

しかし、その日は運悪くつわりの重い日で……気分が悪く座る場所を探しましたが、通勤時間帯だったので一般座席はどこもいっぱいでした。唯一、優先席が1席だけ空いていたので、申し訳ないなと思いつつもその席に座らせてもらいました。

目を閉じて休んでいると次の駅に着き、ドアが開きました。私の下車する駅はもう少し先なので引き続き目をつむってぐったりしていたのですが、なんと、ここで思いもよらぬ事件が発生してしまいました。

なにやら大きな怒鳴り声がこちらに近づいてきたのです!

「どきなさい!その席はあんたが座る場所じゃないよ!」

え!? 私に向かって言ってるの!? びっくりしていると、避ける間もなく固い棒のようなものが私の足に叩きつけられました

「痛い!」そう叫んで目を開けると、私の前には杖をついた70歳~80歳くらいの女性が仁王立ちしていたのです。

彼女は「なんであんたみたいな若いのが座っているんだ! 私の席だよ! どきなさい!」そう怒鳴りながらしきりと杖で私を叩きます

その時、優先席に座っていたのは、私と60歳~70歳程度の女性、サラリーマン風の中年男性、恰幅の良い中年男性でした。年齢的に言えば私が立ち上げるべきなのでしょうが、マタニティーマークをつけている上に体調を崩してすぐには動けないような状態でした。

優先席の利用目的を考えると、他の方が譲ってくれても良いのでは……申し訳ないのですが、正直そう思ってしまいました。

もしかしたら妊婦だと気づかれていないのかも? そんな考えが頭を過ぎり、「すみません、私は妊娠していて……」と説明しようとしましたが、すぐ「妊娠なんて病気じゃないんだ! 立ちなさい!」とまた怒鳴られました

体調のせいもあり泣きそうになっていたら、隣に座っていた女性が「この人はマタニティーマークをつけていて、具合が悪そうですよ。あなたは怒鳴るくらいなら元気ですよね?」とピシャリ。

さらに、「今と昔では常識が違うのですよ」とキッパリと注意してくれました。私には「あなたは気にせず座っていてね」と、優しい気遣いを見せてくれて……。

杖を持った女性は、見知らぬ女性に毅然とした注意を受けたことで気まずくなったのか、怒りながらも一般座席の方へ去っていきました。その後ろ姿は、杖をついていないように見えました。

助けてくれた女性に下車する際お礼を伝えたら「今日は災難だったね! でも大丈夫! お母さんは強いんだから!」と励ましてくれて、さらに胸があたたかくなりました。

杖で叩かれたり怒鳴られたりしたことは恐ろしい経験でしたが、困っている人にサッと手助けする素晴らしい人にも出会えました。見て見ぬふりをせず、勇気を出して行動するのは簡単なことではありません自分もあの女性を見習いたいと思いました

「妊娠は病気じゃない」の真の意味とは

電車の優先席は高齢者だけでなく、身体の不自由な方や妊婦さんなど、「立っているのが難しい」たくさんの方に向けて用意された座席です。今回のように、調子の悪い妊婦さんを立たせようとするのは良くない行為ですね。ましてや杖で叩くなんて! 暴力は犯罪です

また、「妊娠は病気じゃない」という言葉を、「病人と同じように優先されるわけではない」というニュアンスで使う人がいますが、「妊娠は病気とは異なり、投薬や手術で不調が治るものではない。無理をしない、周りも無理をさせないが鉄則! 安静に」という意味。もし辛そうにしている妊婦さんがいたら、すぐに声をかけて席を譲りたいものですね。



提供:会社員/30代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています