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大人が意外と分からない「空白に入る数字は?」【小学生の問題に挑戦】

  • 2024.4.22
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「体積」や「容積」と聞いて正しく説明できますか?

日常生活で使う単位は何となく知っていても、それぞれの関係性はきちんと分かっていないということがあります。

今回は「体積と容積の単位変換」について確認していきましょう。

問題

(問題1)
1Lは何cm3ですか。

1Lは、牛乳パック一つ分ほどの大きさです。その体積は、何cm3でしょうか。

解説

この問題の答えは「1,000cm3」です。

実は国際的に「1Lは、1辺が10cmの立方体の体積」と定義されているのです。

つまり、10cm×10cm×10cm=1,000cm3なので、「1L=1,000cm3」となります。

また、「1L=1,000mL」なので、「1mL=1cm3」ということも分かります。

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体積と容積

「体積」は物体が空間に占める大きさを意味するのに対して、「容積」は容器の容量(どれくらい入るか)を表します。

どちらも物体の大きさ・かさを表すものなので、日常生活では明確な区別をせずに使うことが多くあります。

この記事では以下の単位について解説をしていきます。

 体積の単位
・cm3(立方センチメートル)
・m3(立方メートル)
容積の単位
・mL(ミリリットル)
・L(リットル)

体積について

(問題2)
1m3は何cm3ですか。

単純な体積の単位変換の問題です。

「1m3=100cm3」というのは間違いです。長さは「1m=100cm」ですが、体積になると違います。

「1m3」がどのような大きさかを考えれば分かるはずです。

さて、答えは「1,000,000cm3」です。

桁が大きくなり、「こんなの覚えられない!」と思われるかもしれませんが、これは暗記する必要はありません。

「1m=100cm」という長さの単位だけ知っていれば、簡単に計算が可能です。

「1m3」は、1辺が1mの立方体の大きさです。

つまり、「cm3」で表すには次のような計算をすればよいということになります。

1m3
=1m×1m×1m
=100cm×100cm×100cm
=1,000,000cm3
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まとめ

1Lは牛乳パックの大きさなので馴染みがありますね。

これが「1辺が10cmの立方体の体積」と同じと覚えておけば「1L=1,000cm3」という単位変換は簡単です。

他の記事でも、体積に関する問題の解説をしているのでぜひ確認してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文・編集(監修):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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