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大人が意外と解けない数学「15(1/3+1/5)」→すぐに解ける?

  • 2024.4.19
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分配法則とは、「2つの数の和にある数をかけても、2つの数それぞれにある数をかけてから和をもとめても、結果は変わらない」という法則です。

「そういえば」と思いだしたか、「そんなの習ったかな?」と思ったか。

普段考える機会はありませんが、覚えておくと非常に便利です。今回は、分配法則の基本的なところから解説していきます。

問題

次の計算を、分配法則を使って計算しなさい
15(1/3+1/5)

分数の計算を、分配法則を使って計算します。

解答

答えは「8」です。

15(1/3+1/5)
=15×1/3+15×1/5
=5+3
=8

分配法則を用いると、通分の計算が不要になり計算が簡単になります。

分配法則の基本的な考え方

a(b+c)=ab+ac

分配法則では、この形が基本形になります。

分配法則とは、基本形の左辺の()がついた式を、右辺の()を外した式に変形することをいいます。

()を外した後、計算式の見た目は違うけど計算結果は同じになります。

a(b+c)を分配法則を使って計算します。

計算するときの注意点は「数字の左隣にある符号をひとまとまりとして計算」することです。

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・aとbを掛けて、abができる

・aと+cを掛けて+acができる

まとめ

算数の計算では何気なく使っている性質ですが、「分配法則」として数学的に考えることができます。

分配法則は基礎段階で習うほど重要度の高い項目であり、日常生活でも活用できる場面はたくさんあります。

本サイトでも、分配法則の考え方の応用形を随時紹介していきます。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


監修:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。

日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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