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大人が意外と解けない算数「6-(6+6÷6)×6+6」→暗算できる?

  • 2024.4.17
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四則演算は、基礎中の基礎とも言える計算ですが、実は大人でも間違えてしまう落とし穴が潜んでいることもあります。

今回は簡単そうに見えて、意外にも間違えやすい計算を例にとってご紹介していきます。

問題

次の計算をしなさい。
6-(6+6÷6)×6+6

少し長めの計算式ですが、並んでいる数字はいずれも6です。

どこから計算すれば正解を導けるか、覚えていますか?

解説

今回の問題の答えは、「-30」です。

足し算や引き算、掛け算、割り算が入り混じった計算式となっていますが、この計算は順序が大切です。

1. カッコの中から計算
2. 掛け算・割り算を計算
3. 足し算・引き算を計算

今回の場合は、カッコの中から計算する必要があります。カッコの中には足し算と割り算が混じっていますが、この場合は割り算から計算します。

6+6÷6
=6+1
=7  

カッコの中の計算はこれで完了です。これを踏まえると、

6-7×6+6

となりますので、次に計算すべきは掛け算ですね。

6-7×6+6
=6-42+6
=-30

したがって、答えは「-30」です。

最後の引き算、掛け算の計算(6-42+6)は、前から順に計算して大丈夫です。+6が二つあるので、-42に+12するイメージで考えても良さそうですね。

6-(6+6÷6)×6+6
=6-(6+1)×6+6
=6-7×6+6
=6-42+6
=-30

少し集中すれば、暗算でもできるかもしれません。

まとめ

シンプルそうに見えても、電卓を使うと答えが狂ってしまう計算式もあります。計算に迷ったら、一度頭の中で考えてみるほうが近道かもしれませんよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


監修:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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