「何に見える？」あなたの“悲しみの表現の仕方”がわかる心理テスト

自分の感情表現のクセを知っておく事で、今よりも上手く悲しみと付き合えるようになるかもしれません。また、親しい人と一緒に心理テストを楽しむ事で、大切な人の悲しみにもいち早く気付けるようになれるかもしれません。では、あなたはどのように悲しみを表現する人でしょうか？心理テストで探ってみましょう。

図形が何に見えますか？直感でお答えください。

1.クラッチバッグ

2.封筒

3.折りたたみ財布

4.お菓子の箱

図形がクラッチバッグに見えた人の悲しみの表現の仕方は、「泣く」かもしれません。悲しみを感じた時は、自然と涙があふれ、結果的にストレートに感情を表現している事が多いのではないでしょうか。

このタイプの人は、感情を素直に表現できる人かもしれません。これまでの人生で、他者に感情を受け止めてもらえた経験が多いのではないでしょうか。ゆえに、どんな感情も怖がる事なく素直に表現する事ができるのでしょう。

素直に感情を表現する事は、簡単なようで意外と難しいものです。他者を信頼していないとできる事ではありません。あなたの素直さや他者に対する基本的な信頼感は、これまでの人生で培われた宝物でしょう。これからも大切にしてください。

図形が封筒に見えた人の悲しみの表現の仕方は、「言葉で表現する」かもしれません。悲しみを感じた時は、悲しみに至った背景を無意識に分析し、理路整然と言葉で表現している事が多いのではないでしょうか。

このタイプの人は、感情への警戒心が強い人かもしれません。感情的になるのはいけない事、恥ずかしい事、という意識が強いのではないでしょうか。ゆえに、感情を理性でコントロールしようとし、悲しみを味わう前に言語化してしまうのかもしれません。

感情を素直に表現するのは、悪い事でも恥ずかしい事でもありません。もちろん、場所や相手を選ぶ事は大切ですが、それほど警戒しなくても自制心の強いあなたが感情に飲まれる事はないでしょう。分析をせず、ただその時々の感情を味わう体験も大切にしてください。

図形が折りたたみ財布に見えた人の悲しみの表現の仕方は、「ふさぎこむ」かもしれません。悲しみを感じた時は、何も手に付かなくなり、自分の世界にこもって回復を待つ事が多いのではないでしょうか。

このタイプの人は、感情に圧倒されやすい人かもしれません。とくに悲しみや怒りといった強い感情に襲われると、平静を保つ事が難しいのでしょう。ゆえに、一時的に普段の生活をシャットアウトし、ふさぎこむ事で自分を守っているのではないでしょうか。

苦しい感情を抱えたまま無理に普段通りの生活を送ろうとすると、余計に心に負担をかけてしまいます。感情に圧倒された時に短期間自分の世界でふさぎこみ、心の回復に努める事は、あなたがこれまでの人生で培った身を守る術なのでしょう。

図形がお菓子の箱に見えた人の悲しみの表現の仕方は、「平気なフリをする」かもしれません。悲しみを感じた時も、周囲に気付かれないよう平気なフリをして、普段通り振る舞う事が多いのではないでしょうか。

このタイプの人は、感情を表に出す事を嫌っている人かもしれません。特に悲しみや怒りなど、普段自分が築き上げているイメージとかけ離れた感情を見せる事を嫌うのでしょう。そのため、悲しみを感じた時ほど明るく振る舞い、感情をひた隠しにする事もあるかもしれません。

感情はあなたの大切な一部です。無理に他人に見せる必要はありません。ですが、普段から気を張っているあなただからこそ、どんな感情も素直に出せる相手や場所があると良いのではないでしょうか。オンオフを上手く切り替える事が心の健康に大切なタイプでしょう。

ライター：Koyuki
臨床心理士、公認心理師として、病院や学校で働いています。楽しく自分自身に目を向け、心が軽くなるような心理テストをお届けできればと思います！