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大人が意外と間違える「83.2+44.8÷6.4=?」【小学生でも分かる】

  • 2024.3.21
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小数を含んだ計算は、足し算と割り算では小数点の扱い方が異なります。

小数点を動かすのか、小数点を揃えるのか、正しい計算方法を覚えているでしょうか。

今回は、小数を含んだ計算問題に挑戦し、小数点の扱い方について再確認しましょう!

問題

次の計算をしなさい。
83.2+44.8÷6.4

この問題は、算数検定6級の問題から抜粋しています。

小数を含んだ足し算と割り算の計算です。

計算の順序はもちろん割り算からですね。小数点に気をつけて計算していきましょう。

解説

今回の問題の答えは「90.2」です。

また、途中の計算式は次のようになります。

83.2+44.8÷6.4
=83.2+7
=90.2

足し算と割り算の計算があるので、
(1)割り算
(2)足し算
の順番で計算をします。

それぞれの計算を順に見ていきましょう。

(1)割り算

まず始めに計算するのは「44.8÷6.4」の計算です。

小数を含んだ割り算の場合、割る数・割られる数の双方に同じ数をかけても計算結果は変わりません。

そこで、それぞれに10を掛け、整数に直してから計算しましょう。これは、筆算で計算をする際の「小数点を一つ動かす」という操作と同様です。

すると、計算は次のようになります。

44.8÷6.4
=448÷64
=7
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(2)足し算

割り算部分の計算結果が「7」と分かったので、元の計算式は「83.2+7」という足し算になりました。

割り算の場合は、10を掛けて小数を消して計算しましたが、足し算は10倍してはいけません。

小数を含んだ足し算では、小数点を揃えて計算しなければいけません。

「7」という数に小数点はありませんが「7.0」と考えることができますね。

すると、計算は
83.2+7.0
=90.2
と、なります。

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したがって、今回の問題の答えは「90.2」です。

まとめ

同じ小数の計算であっても、足し算と割り算ではどのように小数点を扱うかが異なりましたね。

それぞれの計算方法を正しく理解していなければ正解することができません。

計算方法を忘れていた方は、この機会に学び直しをしましょう!

 

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文・編集(監修):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」