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【スマホ】水没させた……→“正しい応急処置”、知ってますか?

  • 2024.2.15
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写真:PIXTA

防水性能が高いスマートフォンでもお風呂などに沈めてしてしまうと故障やトラブルの原因になります。水濡れや水没による損傷は保証の対象になっていないことが多いので、手遅れになる前に早めの応急処置をしていきたいところです。中には間違った方法でスマートフォンを乾燥させようとしてしまう場合があるので、正しい知識を持って万が一に備えましょう!

水没したときの応急処置方法

近年のスマートフォンは防水性能が高く、水没しても問題なく動作する可能性が高いですが、完全防水ではないので水分が精密機器内部に侵入すると故障の原因になります。
万が一スマートフォンが水に濡れてしまったときは、速やかに乾燥させる必要があります。焦って間違った応急処置をする方もいるので、正しいケア方法を知っておきましょう。

やってはいけない応急処置方法

・ドライヤーやストーブで乾燥

温めて早く乾燥させようという方がいますが、乾燥と同時に熱でスマートフォンが故障する原因になります。

・電子レンジで乾燥

同様に電子レンジを使う方もいますが、非常に危険な行為です。また、スマートフォンだけでなく電子レンジも壊れる恐れがあります。

・冷蔵庫で冷やす

急激な温度変化で結露が発生することがあります。その水分でスマートフォンが故障する原因にもなります。

・スマートフォンを振る

水を外に出すためにスマートフォンを振る方がいますが、逆に内部に水分が浸透する恐れがあります。

・濡れたまま充電する

基盤がショートして故障する恐れがあります。電源オフの状態でも充電は避けましょう。

・スマホの電源をオンにする

こちらも基盤がショートして故障する恐れがあります。電源オンになっている状態で水没させた場合は、すぐにオフにしましょう。

正しい応急処置の6ステップ

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写真:PIXTA
 1.電源をオフにする
基盤の故障を抑えます。
 2.スマートフォンの水分をタオルや布で拭き取る
ケースを取り、本体を優しく拭き取りましょう。
 3.イヤホンジャックや充電口を拭き取る
水分が入り込んでいる可能性があるのでしっかり拭き取りましょう。ティッシュを丸めて端子に差し込む方法がおすすめ。
 4.SIMカード、SDカード、バッテリーを外す
万が一本体が故障してしまっても、SIMカードやSDカードなどに保存されているデータは復旧できる可能性があります。外側の水分をすべて拭き取ってから慎重に取り出してください。外したSIMカードやSDカードなどに水分が付いていた場合は優しく拭き取りましょう。
 5.自然乾燥させる
上記でご紹介した通り、ドライヤーなどはNG。天日干しでも構いませんが、密閉できる袋に乾燥剤と入れて密封し、1日放置する方法がおすすめ。乾燥剤がない場合は、カップ1杯程度の生米で代用できますよ。
 6.iPhoneの場合は水没マークが出ていないか確認
iPhoneの水没マークとは内部に水分が侵入しているかどうかを判別する機能のこと。SIMトレーを外して中を覗くと水没マークを確認することができます。赤くなっていれば水分が侵入、白い状態のままなら水分が侵入していません。

正しい応急処置方法を知って復旧する確率を高めよう

今回は水没してしまったスマートフォンの対処方法についてご紹介しました。防水性能が高まっているとはいえ、精密機器なので壊れないとは言いきれません。正しい応急処置で少しでも故障のリスクを下げましょう。

また、今回ご紹介した応急処置を試しても残念ながら故障してしまう場合もあります。故障してしまった際は、各キャリアの保証を利用して修理してもらうか、修理専門店に依頼しましょう。

万が一のときにはぜひ参考にしてみてください!

 

※記事内の写真はイメージです。


ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。