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お年玉『1000円』をもらった4歳娘 “大人顔負けの使い道“に「泣ける、素敵なストーリー」

  • 2024.1.18

子どもたちにとって、お正月の楽しみの一つのお年玉。もらったお年玉を何に使おうかワクワクしているという子も多いことでしょう。

えり(@taitai300)さんが、娘さんのお年玉の使い道をX(旧Twitter)に投稿すると「泣ける」「素敵なストーリー」などのコメントが寄せられ話題になっています。

4歳の娘さんはお年玉をどのように使ったのでしょうか。

思わず涙が出てしまうような、使い道がこちらです。

お父さんとお母さんにもアイスを買ってあげたいという娘さん、とっても優しいですね。

この後えりさんは、「私達にアイスを買わなかったら1回ガチャガチャできるよ」と言ったそうなのですが、娘さんは「いいの、だってかあちゃんととうちゃんだいすきだから」と返したとのこと。

娘さんの「だいすきだから」の気持ちが嬉しいですね。

娘さんの優しい言葉に…

こちらの投稿について、えりさんに詳しいお話をお伺いしました。

---とても優しい娘さんですね!こちらの言葉を聞いて、どんなふうに思われましたか?

とても嬉しかったです。たとえ次の日に気が変わったとしても、この思い出だけでしばらく温かい気持ちでいられるなぁと思ったくらいです」

---いつまでも心に残る言葉ですね。

「ただ、初めて自分のお金を1000円使える状況でアイスだけで終わらせるのも申し訳ないなぁ…、と思いました。両親の分があればあれも買えるよ、これも買えるよ、と夫婦で説得しましたが、本人は『大好きだから買ってあげたいの』とのこと。ですが、ショッピングセンターに行く途中で何に使う?と聞くと「アイスとガチャガチャ」と宣言したので、気が変わってくれて良かったなぁと思いました」

---気持ちだけで充分ですよね。親としては、子どもが喜ぶ物を買ってほしいですものね。

娘さんのお年玉の使い道は…

その後、娘さんは実際にどのようにお年玉を使ったのでしょうか。

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出典:えり(@taitai300)さん

えりさんは娘さんとお話をし、お年玉のうちから1000円分自由に使ってもらうことにしたそう。

まず娘さんが向かったのは、サーティーワンアイスクリーム。290円のアイスクリームを選んで注文も自分でしたそうです。

その後はやりたいと言っていたガチャガチャ。初めはお気に入りの物がないと言っていた娘さんですが、後から欲しい物を見つけて300円で購入

その次は300円のゲーム以前やったことのあるゲームで、娘さんは大満足だったようです。このときゲームコーナーにクレーンゲームもありましたが、全然とれなかったという経験からやらなかったとのこと。

最後は80円のジュースを買って、最高な気分でお年玉を使ったそうです。

娘さんは、お年玉をくれた人たちに感謝の気持ちを改めてもつこともでき、よい経験になったようです。この日使った分以外のお年玉は、しっかり貯金して貯めることにした娘さん、お金の勉強にもなったのだとか。

---サーティーワンやガチャガチャを楽しそうに堪能する姿が素敵でした。1000円分をどう割り振るかも娘さんが決定されたのですか?

「お金の使い方については事前にある程度相談しました。1番の希望がアイスを買いたいとのことで、その他にあまり欲がなくこちらからも選択肢を出しました。ざっくりと、1000円ではアイスは3個買えることを教え、アイスを1個我慢したらガチャガチャができるとか、いつものおやつを3個買えるよ、などと教えました。本人はアイスとガチャガチャはやろう、と決めたようですが、その他の使い道については決めかねていましたので、残りはその場で考えようと提案しました」

---事前に考えてからいったのは素晴らしいですね。その後は順調にお買い物が進んだのでしょうか?

「アイスは順調に買えましたが、次の目的のガチャガチャではやりたい物がなく、本人の目的が『計画通りお金を使う』になっていて惰性でガチャガチャをしようとしていたので『やりたい物がないならやらない』を教えました。が、4歳にはなかなか難しく、ガチャガチャコーナーからあの手この手で離れさせたところ、ゲームコーナーがあり気持ちが切り替わりました。結果ゲームコーナーにもガチャガチャがあり、そちらで欲しい物を見つけてガチャガチャをやり、流れでゲームをした感じになります」

---タイミングを見てお母さんからアドバイスがあったのですね。

半分は計画的、半分はその場で判断して使った形になります。小銭を見せながらこのゲームをしたらこれだけなくなる、というのを話しながら本人と相談しながら使いました

---娘さんに「1000円を使ってみよう」という提案をされた経緯や、思いなどを教えてください。

「去年まではお年玉をもらってもキョトンとしていましたが、今年はもらったら『自分のお金』としてカバンにしまおうと自分で管理しようとしたりする態度が見えたので、お金の教育をするいいタイミングだと思いました」

---これまで娘さん自身でお金を使った経験もあるのでしょうか?

普段は習い事の帰りに値段の数字が2個(2ケタ)のお菓子を◯個買ってもいい、というルールで買い物をしており、そこで買いたい物を買ったり我慢したりする経験をしています。1年に1回くらいはいつもの経験以上の予算で買い物ができたら、よい体験になるのではと思いました」

---これまでの経験が今回のお買い物にも結びついたのですね。

1000円というのも本人の発達段階に合っていたように思います。使うことでお金の大切さや物の価値を感じてほしいと思いました。今後も成長に合わせて予算を変えたり、貯金や投資、寄付について教えていきたいと思っています」

---今回の体験は、お金の大切さや物の価値を考えるうえで最適な機会になったと思います!

娘さんのお年玉の使い道に…

娘さんのお年玉の使い道について、さまざまなコメントが寄せられました。

「凄くいい教育ですね。うん、使う喜び...大人もありますもんね!笑」
「自分でやってみてこその学びってありますよね
うちの子は去年(小2)でお年玉の半分ぐらいをUFOキャッチャーで溶かし景品取れず、その失敗もあってか今年は200円だけやって やっぱ無理やな……。止めとくわ……。と 過去の経験から学んだなあと、しみじみしました」
「貯金しとくねーってすぐ回収しちゃったけど、こうやって1000円とか金額決めて自分で好きなモノを買う、お金の使い方を学ぶ、みたいのも良いなぁ。
明日、娘と相談してみよう」
「中1にお年玉1万円自由に使っていいルールで渡したら、速攻でジェラピケのふわもこパジャマとヘアバンドをネットで買うた」
「うちも来年これやってみたいけど、お金の概念理解してくれるだろうか(今年は3歳だから流石に分からないだろうと思って1つだけ好きな物買っていいよにした)1年違うとこんなに色々分かるようになるのねー」

2022年度からは、高校で「金融教育」が始まっています。今後、お金のことを学ぶ機会はとても重要になっていくのではないでしょうか。

小さいうちに、考えてお金を使う経験は、大きくなってからも生きる力になるでしょうね。



取材協力:えり@4y4m♀(@taitai300)さん