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トナカイのコスプレで撮影中→その後、写真館で起きた“まさかの大惨事”に 客から悲鳴

  • 2023.12.25
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出典元 :photoAC(※画像はイメージです)

子ども向けの写真スタジオでは、0歳の赤ちゃんや小さな子どもが誕生日や記念日などに訪れます。

ところが、赤ちゃんや小さな子どもは、じっとしてポーズを決めてくれないことも少なくありません。そんなときは、スタッフさんたちがおもちゃを使ったり楽器を使ったりしながら、一生懸命に笑顔を引き出そうとしてくれます。

本記事では、子ども向け写真スタジオで起こった撮影時の”大惨事”についてご紹介します。

気分を盛り上げるためのコスプレで…

子どもたちのために、とコスプレで臨んだ撮影時の大惨事のエピソードについて、20代の写真スタジオ店勤務の女性が教えてくれました。

 

ある年のクリスマス当日のことです。

子ども向けの写真スタジオは基本的に七五三が繁忙期。しかし、閑散期を乗り切るためにクリスマスのシーズンにはツリーを出したり小物を煌びやかにするなど、店舗ごとに売り上げアップの努力をしています。

ある年、クリスマス当日のスタッフが偶然にも20代の若手だけだったということがありました。そこでみんなで相談し「コスプレで仕事しようか」というノリになったのです。

子ども相手でも動けるようにと、全員トナカイのコスプレで撮影に臨むことに!

雪が降る地域の12月。スタジオ内はドレスや裸の赤ちゃんでも風邪をひかないようにと、店内を暖かくしています。

そんなポカポカ状態の中で、コスプレをしての撮影は想像以上に過酷を極めました。

私は撮影担当子どもをあやしたり笑わせたりするために四苦八苦していた私は汗だく。それでも子どもたちとご家族のために、子どもの笑顔を引き出そうと奮闘していました。

そして…、ついに4件目の撮影の途中でその大惨事が起こってしまったのです。

「お、お、お姉さん!血!血!血!」お客様から悲鳴が上がりました。

夢中だった私はすぐに気が付かなかったのですが、なんと撮影中だった私は鼻血を出していたのです。店内があまりにも暑くてのぼせてしまったのでしょう。

本当に間抜けな話ですが、トナカイのコスプレが鼻血が出る流血事件に発展してしまいました。

そのうえ、スタジオでは動画撮影OKだったので、私の間抜けな姿がばっちり一家の思い出に記録されてしまいました。

その後も、そのご家族は継続して撮影に来てくれるようになったのですが…撮影技術やセンスではなく「鼻血のお姉さんで」と、毎回恥ずかしい指名に繋がっています。

全力での写真撮影

0歳の赤ちゃんや小さな子どもを笑わせるのは簡単ではありません。ましてやその瞬間を写真に収めるのは至難の技。

今回は、せっかくのクリスマスだからということで、スタッフさんたちがスタジオを盛り上げようとコスプレを企画しました。店内もクリスマス一色に飾り付けられ、素敵な雰囲気になっていたことは想像に難くありません。

きっと撮影中も、子どもたちを笑顔にしようと、全力で撮影に臨んでくれていたのでしょう。鼻血の現場に居合わせたご家族も、そんなスタッフさんたちに感謝しているに違いありません。

素敵な写真とともに、思い出すだけでふっと笑顔になる素敵な思い出になったことでしょう。



提供:写真スタジオ勤務 / 30代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています