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氷点下10度の世界 ダイヤモンドダストの“幻想的な動画”に「心癒される」の声

  • 2023.12.18

ダイヤモンドダストは、寒さの厳しい極寒の時期に見られる氷の結晶。氷点下10度以下で、風がなく、空気が澄み切っている早朝など、ダイヤモンドダストが発生するにはいくつかの条件が揃わなくてはいけません。

安彦嘉浩(@yoshihiro_abiko)さんが、上富良野町で撮影したダイヤモンドダストの動画をX(旧Twitter)上に投稿すると「素敵です」「幻想的」「美しい」などのコメントが寄せられ話題になっています。

幻想的な美しいダイヤモンドダストをご覧ください。

とても美しくて見入ってしまいますね。気温がマイナス10度以下になると大気中の水蒸気が氷結します。その氷の結晶が太陽光を反射させキラキラと舞う自然現象を、ダイヤモンドダストといいます。

とても寒い冬の、快晴で風の吹いていない時にしか見られない、とても珍しい幻想的な現象です。こんなふうにはっきりと動画で撮影できるとは、さすがです…!

ダイヤモンドダストの魅力

美しいダイヤモンドダストについて、安彦さんに詳しいお話をお伺いしました。

---どういったシチュエーションで撮影されたのでしょうか?

「2023年12月6日に北海道上富良野町で撮影しました。場所の詳細は差し控えさせていただきますが、自宅から10分もかからないところで、すぐ近くには民家もあるような環境です。気温が-12度くらいで快晴の早朝、木々が霧氷に覆われるような高湿度だったのでダイヤモンドダスト日和でした」

---ダイヤモンドダストが発生する条件が見事に揃ったのですね。安彦さんが思う、ダイヤモンドダストの魅力を教えてください。

身近な自然現象なので親しみを感じるところです。北海道の冬ならではの自然現象(アイスバブルやジュエリーアイスなど)の多くは、人里離れた大自然の中で目にすることができます。一方でダイヤモンドダストは街なかでも舞うことがあり、通学・通勤途中で目にすると、『今日はしばれたのだなあ』と寒さを実感する指標になったりしています」

---北海道では、街でも見られるのですね!

「人々の生活の中に存在するダイヤモンドダストの魅力を伝えたいと思い『#ダイヤモンドダストのある暮らし』というハッシュタグをつけてXやInstagramに写真・映像を投稿していますので、たくさんの人にダイヤモンドダストの美しさを見てもらいたいです」

多くの人を魅了する美しさ

こちらの投稿を見た人からは、さまざまなコメントが寄せられました。

「ダイヤモンドダストってスロー再生すると幻想的な美しさなんですね」
「羨ましい ほんと美しい!癒される動画感謝です」
「とても綺麗ですね。心癒されます」
「綺麗 まるでスノードームの中にいるみたい」
「光のカケラが降る中、天使が小枝で舞ってる」

美しいダイヤモンドダスト。これからますます寒くなるので、ダイヤモンドダストが発生する機会は増えるでしょう。一度は実際にダイヤモンドダストを見てみたいものです。



取材協力:安彦 嘉浩 / 写真展『KAMIFURANO』@凌雲閣 開催中(@yoshihiro_abiko)さん