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私のことはガン無視…時代遅れすぎる住宅メーカーの営業に共感の声殺到

  • 2023.12.10
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

令和になった今でも、ふとした発言の男女観に違和感を覚える瞬間は、残念ながらまだまだあります。特に職場などでは、男性優位な考えが抜けない上司も多いと聞きます。

いら(@ddtwin_0728)さんが、住宅展示場で目の当たりにした衝撃的な営業方法についてX(旧Twitter)上に投稿すると、「あるあるですね」「私も経験しました」などのコメントが集まり、話題になっています。

一体何があったのでしょうか?

気になる投稿がこちらです!

そーいやこないだ住宅展示場に行ったら、メーカーが旦那に
こういうのは世帯の主が決めることですからね!」
って営業してて、私のことはガン無視だった
この感じ久々
残念だったな…うちの意思決定はね…私が精査して旦那が決済する形だから、そもそも私を通さないと始まりもしないぞ

私が情報集めるの得意だから、A案のメリットデメリット、B案、C案…と出して旦那に「私はAがいいと思うけどどうよ 」って聞く形。
引っ越し先決める時もそう。基本なんだってこれ。ベビーグッズもなんもかんもそう。
自分で調べろと思う気持ちもあるけど、まあ私の話聞いてくれるからいいよ

わざわざご夫婦そろって住宅展示場に来ているということは、2人で一緒に相談しながら考えていきたいと思っているからこそではないでしょうか。

それなのに、メーカーの方が「こういうのは世帯の主が決めること」と声に出して言うことに、驚くとともに残念にも感じます。大切な買い物だからこそ2人で決めたいと思っているところへ偏った営業をされては、信頼関係は築けませんよね。

これには男女問わず違和感を覚えるご夫婦は多いでしょうね。

 

呆れるを通り越して、もはや面白い!?

今回のエピソードを投稿された、いらさんにお話をお伺いしました。

---随分と時代錯誤なメーカーさんでびっくりしました!どんな方だったのでしょうか?

定年間近のかなり家作りに信念を持ったデザイナーさんでした。営業兼デザイナーだそうです」

---年齢が高い方だったんですね。この方の対応で、他に困ったことはありましたか?

モデルハウスの見学まで、1時間半机に拘束されました…」

---大変でしたね。そのメーカーの方とお話しされていて、いら様はどのように思いましたか?

こんなこと今時言われるんだ!?と正直面白かったです

---確かに今どきこんな営業いるんだ!?と驚きますよね。今回の営業について、旦那様はどのように思っていらっしゃったのでしょうか?

確認したところ、何も思っていませんでした!私もそうじゃないかなと思ってました。本人曰く『俺は昭和生まれだし、家も田舎で祖父母同居で大正時代の価値観に染まって育ったから何も思わなかったんだろう』とのことです」

年齢が高い世代の人は偏った男女観が染みついてしまっていることも少なくなく、これは生まれ育った時代の影響もあるため、多少は仕方がない部分もあるのかもしれません。

ですが、その考え方から来る発言一つひとつが誰かを傷つけ、さらには自分の評価を著しく下げている可能性があるという事実だけは、知っておいたほうがいいかもしれませんね。

夫婦を同等に扱うことの大切さ

この投稿を見た人たちからは、次のようなコメントが寄せられました。

 私も以前展示場に行った時、旦那にしか名刺を渡さなかった所はナシにしました。
今の家のメーカーさんは主人にも私にも名刺くれて同等に扱ってくれて好印象でした!
うちも大手二社の検討で、初打ち合わせで夫が『妻に任せておりますので〜』って言ったのに営業が頑なに『旦那さんもお連れください。お越しになれないのならこれ以上お話を進めることはできかねます』。
もう片方は『ご在宅時間が長い方主体で進めると後悔少ないです』って方針だったのでこっちにした
わが家は夫単身赴任中なのでだいたい私を通さないと話が進まないんだけど、事情話しても「ご主人」出させようとするメーカーいたよね。
不動産営業経験ある夫に話したら、ソッコー候補から切ってて爽快だったけど
車買う時も私メインなのに無視されて嫌な思いしたな〜
私はクルマ屋にしても不動産にしても私を無視して旦那に話しをつけようとする営業マンからは絶対に買わないし、なんなら話の途中でも「では!」と言って席を立ちます
 名刺を俺にしか渡さない営業とかいたなー
その時点で、どんなに品質安全性技術力をアピールしてようと候補から除外したw

いらさんと同じように、夫にのみ話をして奥様を相手にしない、という営業方法でイヤな思いをした方の声がたくさん集まりました。住宅展示場だけでなく、大きな金額の買い物となる自動車のディーラーなどでも同様のことが少なくないようです。

一方で、夫しか相手にしないような営業の人とは契約しない、という強い思いを持っているご夫婦が多いのも印象的でした。

また、そもそも、前提からして間違っているというパターンもあるので、営業の方はぜひご留意を。

 一方でキッチンパートになるととたんに「どうですか奥様?」ってなるんだよな。 その都度「私はわかんないけど料理しやすい?どう?」って夫にパスして私はテレワークスペースを吟味に行く
分かるー!!! 旦那さんには書斎。 奥様には家事部屋。 って言われてそのメーカー辞めた。
「奥様にも書斎ですよ!!」と言ってくれた営業マンのメーカーで契約した
これ系まじある、買う車悩んでる時本気で買おうと思って彼氏と試乗行ったんだけど営業が彼氏とばっかり話して私には「あ、いらないですよね」って名刺渡さず明らかな差がありすぎてそこで車買うのやめた時はあったな
後々私が買う予定ですってなった時の態度の変わりようがウケた
金出すの完全半々(旦那だけではローン組めない)なのに営業の男、旦那にしか話しかけてない&ヨイショしてなかったの思い出したな
しかも世帯主そっちじゃないです
決定権半々だから私が嫌って言ったらそこで終わりだからねーって思いながら無視して他の会社行った
 世帯主、夫と思うな、私だぞ?

当たり前ですが、妻が世帯主というご家庭もあります。さらに、どちらに決定権があるか、どちらがお金を出すか、どちらがより長い時間在宅しているかなどはご家庭それぞれです。

また、実際に不動産関連で働いていた方の声も。

不動産の営業してたけど、夫婦どちらに決定権があるのか、見極めながら接客してました
今は夫婦でローン組むことが多いですし、時代錯誤甚だしいですね。。
不動産で働いてた経験的に、営業が旦那さんをその気にさせられても奥さんの方反応イマイチでダメだったというパターンが多いからな。

ペアローンを組む夫婦もいれば、年収に関係なくどちらか一方に決定権がある夫婦もおり、その形はさまざま。まずは、ご夫婦それぞれを大切なお客様として話をすることが大事なんですね。

私たち自身も、日常生活のなかで自分のなかの“当たり前”が、いつの間にか時代や環境に合っていないこともあるのかもしれません。

たまには客観的に自分の言動を見直してみる必要がありそうです。



取材協力:いら(@ddtwin_0728)さん