日常生活において、私たちは無意識のうちに算数の問題に直面しています。
特に、一定量を分配する計算は、頻繁に遭遇する典型的な例です。
今回は、大人も間違えやすい分配の問題に挑戦してみましょう。
問題
12人で6Lの飲みものを等しく分けます。1人当たりに分配される量は何Lですか?
この問題では、与えられた量を人数で等しく分ける計算能力が試されます。
割り算の基本を理解していれば、簡単に解ける問題です。
答えはわかりましたか?
正解は「0.5L」です!
解説
この問題の正しい答えは「0.5L」です。
では、なぜこのような答えになるのか、その理由を見ていきましょう。
12人で6Lを分けるということは、6Lを12で割ることを意味します。
この計算を行うと、
6 ÷ 12 = 0.5
したがって、1人当たりに分配される量は0.5Lとなります。
今回の「答えが小数になるわり算」は、小学5年生で学習します。
「12人で6Lを分ける」という問題のよくある誤答は「12÷6=2」としてしまうことです。これは「分ける」という言葉だけを見て、問題文に出てきた数字を順に割り算の式にしてしまったためです。
このようなミスをする生徒でも「6Lを12人で分ける」という文章になると、正しく「6÷12=0.5」という計算ができます。
・6Lを12人で分ける
・12人で6Lを分ける
しっかりと文章を読んで、何をどのように分けるのかを考えれば、どちらも「6÷12=0.5」の計算だとわかるはずです。
算数・数学では、もちろん計算力が大切ですが、文章を数式に変換する国語力も求められます。
まとめ
今回の問題を通じて、日常生活における基本的な割り算の仕方を再認識しました。
一定量を複数人で分ける際の計算は、日常的なシチュエーションでも役立ちます。
このような基本的な算数の問題を理解し、日々の生活に活かしましょう。
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監修:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」