《プロが教える》クリーニングのビニールって外すの？冬に向けて知っておきたいポイント

2023.11.27

衣替えのシーズンや家で洗濯できない洋服を着たときなど、さまざまなタイミングでクリーニングを利用しますよね。もうコートを出して着ている方も多いかもしれませんが、そのコート、一体いつクリーニングに出せばいいのでしょうか？

例えば、クリーニングに洋服を出す基準や、クリーニング後の洋服にかかったビニールは外すのかなど、聞かれるとよくわからない方が多いのではないでしょうか？

そこで今回は、ネット宅配クリーニングサービスを提供するホワイトプラスの岡江さんに、クリーニングに関する疑問を聞いてみました！

クリーニングに出す基準は？

--クリーニングに出す洋服がいまいちわかりません…。クリーニングに出すかどうか、何を基準に判断すればいいのでしょうか？

岡江さん：まずは洗濯表示をチェックして、下の図のマークがあるか確認しましょう。このマークがある衣類は自宅で洗えないため、クリーニングに出すようにしてください。

また、自宅で洗える衣類であっても以下のようなアイテムの場合には、クリーニングに出すことをおすすめします。

手洗いマークの洗濯表示があるもの
思い入れのあるセーター
高額なもの
作りが繊細なもの
獣毛（ウールやカシミアなど）が多く使われているもの

クリーニングに出すタイミングはいつがいい？

--まずは洗濯表示をチェックすればいいんですね！クリーニングに出すタイミングはいつがベストなのでしょうか？

岡江さん：シーズンが終わったら、衣類をしまう前には必ずクリーニングに出してほしいです！ただ、衣類を長持ちさせたい場合は以下の目安で出すのが理想です。

スーツ
よく汗をかく人は2週間に1回、あまり汗をかかない人はシーズン中に2～3回がおすすめ。
セーター
長く着用するものであれば2〜3回着たら1回クリーニングへ。着用頻度が多くなければ、シーズン半ばとシーズン終わりに2回クリーニングに出しましょう。
コート
汚れを蓄積させないためにも、シーズン半ばとシーズン終わりに2回クリーニングすると◎

また、衣類に目立つ汚れが付いてしまったときは、早めにクリーニングに出すことをおすすめします。

ドライクリーニングについて知りたい！

--次はドライクリーニングについて教えてください！具体的にどのような洗濯方法なのでしょうか？

岡江さん：ドライクリーニングとは、水ではなく有機溶剤を使って洗う洗浄方法のことです。簡単に言うと、水ではなく油で洗っているということになります。

水洗いに比べ、ドライクリーニングは形崩れなどを防ぎ、衣類への影響を最小限にした優しい洗浄方法です。

--ドライクリーニングは繊細な衣類を洗うのに適しているんですね。ちなみに、クリーニング品にはビニールがかけられていますが外していいのでしょうか？

岡江さん：クリーニング品が戻ってきたら必ず外してください。ビニールをつけたままに保管してしまうと、内側に湿気が溜まってしまい、変色やカビの原因になります。「ビニールカバーを外すのが面倒」「ほこりを避けたい」という方は、不織布のカバーを使用するといいですよ！

クリーニングに出す基準やタイミングを知っておこう

今回は、クリーニングに出す基準やタイミング、ドライクリーニングのことについて聞いてみました。これからの季節はジャケットやセーターなど洗いにくい服を着る機会が増えますので、洗濯表示や衣類の種類、着る頻度などを知っておいて、上手にクリーニングを利用しましょう。岡江さんのお話をぜひ参考にしてみてくださいね！

取材先：ホワイトプラスリネットお洗濯アドバイザー岡江さん