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大人が意外とわからない算数「0.4週間→何日何時間何分?」《小学生でもわかる》

  • 2024.1.8
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算数の文章題を解いていると、現実ではあり得ない数字と単位の組み合わせになるときがありますよね。

例えば「1.5人」という表現は「1人と0.5人」となってしまい、現実的にはありえません。

割合や単位量を表す際にこのような表現がでてくることが多いですが、うまく変換しないと、分かりやすくなることも、分かりにくくなることもあります。

今回は、少し分かりにくい表現を通常の表し方に直す問題に挑戦してみましょう。

単位変換の仕組みをきちんと理解していないと解けない問題です。

問題

0.4週間は、何日何時間何分ですか?

「0.4週間」という表現は、通常あまり使いません。これは、何日何時間何分を表すのでしょうか。

 

さて、今回の問題の答えは「2日19時間12分」です。

解説

「単位変換」でポイントになるのは「1あたりがいくらになるか」ということです。

例えば「1週間=7日」です。この基準となる変換さえ分かれば、同じ計算をしていけばいいだけです。

2週間なら 7日×2=14日
3週間なら 7日×3=21日
・・・

ということは、0.4週間は次のような計算になります。

7日×0.4=2.8日

これで「2日と0.8日」ということが分かりました。

次は0.8日が何時間なのか考えましょう。基準となる変換は「1日=24時間」です。

先ほどと同様に考えると、

2日なら 24時間×2=48時間
3日なら 24時間×3=72時間
・・・

ということは、0.8日は

24時間×0.8=19.2時間

これで「19時間と0.2時間」です。

最後は、0.2時間が何分なのかです。

1時間=60分」を利用しましょう。

すると0.2時間は

60分×0.2=12分

今までの計算をすべてまとめると、次のようになります。

 0.4週間 = 2日19時間12分

まとめ

日常生活ではあまり見かけない表現ですが、このような問題を解くことで「単位変換」を理解しているかどうかの確認ができます。

きちんと計算ができた方は、日常生活で使う単位変換は問題がないでしょう。間違えてしまった方は、この機会に学び直しをしてみてください!


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」