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「歴代最強だと思う一塁手ランキング」!3位「バース」、2位「落合博満」を抑え、4割以上の支持を集めた1位は?【プロ野球ファン100名に聞いた】

  • 2023.12.26
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写真:PIXTA

一塁(ファースト)を守る選手は、走者をアウトにするための送球を受けるだけでなく、自らもバントやゴロ、フライなどの処理をするなどやるべきことは多岐に渡ります。また、ピッチャーから塁上にいるランナーに向けての牽制球を受けたり、外野からの中継プレーを受ける役割もあります。送球がそれてしまった場合でも足をベースにつけて捕球をしなければならないため、身長や体格にめぐまれた選手が担うことが多いです。

また、打者としてもクリーンナップを担当することが多く、「一塁手=強打者」のイメージがあるという方も多いでしょう。

ところで皆さんは「歴代最強の一塁手」と聞いて、真っ先にどの選手を思い浮かべますか?

そこで今回は、全国のプロ野球ファン100名を対象に「日本のプロ野球で、あなたが歴代最強だと思う一塁手は?」というアンケートを実施しました。なお、「最強」という定義付けから回答者の方に委ねています

果たして、ファンの心に残る歴代最強の一塁手は誰なのか。気になる結果をランキング形式で紹介します。

【第3位】ランディ・バース(8票)

第3位は、“歴代最強外国人助っ人選手”とも言われることが多いランディ・バース選手でした!

1954年生まれ、アメリカのオクラホマ州出身のバース選手は、ツインズ、ロイヤルズ、エクスポズなどメジャー数球団を渡り、1982年に阪神タイガースに入団。早速1年目となる1983年シーズンから35本のホームランを打つ活躍を見せます。

そして、バース選手を語るうえで外せないのが外国人選手として史上初の2年連続三冠王に輝いたことでしょう。1985〜86年シーズンにかけて100本以上のホームラン、243打点、平均打率は.350以上とこれ以上ないほどの素晴らしい活躍を見せ、阪神の日本一(85年)に大きく貢献します。

また、バース選手、掛布雅之選手、岡田彰布選手によるバックスクリーン3連発は、今なお語られる伝説となっており、記憶にも残る選手であったと言えるでしょう。

1985年のタイガースの日本一の立役者で、その時の活躍は神がかっていました。まさに伝説の助っ人外国人選手です。(47歳・男性)
私が小学生の時に活躍した選手。打撃に注目されるが、守備においてはショートバウンドを取るのが上手い印象でした。打撃においては、2年連続三冠王で、パワーがあり広角にも打てる技術も高かったです。(49歳・男性)
日本において三冠王を2回獲得し、そのうち2回目の打率は3割8分9厘というみたこともない高打率だったから。(66歳・男性)
守備はそこそこで光ったものはなかったが、やはり打撃が素晴らしい。好打あり強打もよし。何と言っても勝負強く非常に頼りになる!(63歳・男性)

【第2位】落合博満(11票)

第2位となったのは落合博満選手です。

1978年ドラフト3位でロッテに入団。落合選手は「神主打法」と呼ばれる独特の打撃フォームで2位のバース選手を上回る「三冠王」をロッテ時代の82年、85年、86年に3度も獲得しており、現在まで史上最多となっています。その他にも首位打者と打点王、ホームラン王をそれぞれ5度獲得するなど、ありとあらゆる打撃賞を総ナメにしています。

また、回答者の中には打撃だけでなく落合選手の高い守備力を推す声も多くありました。

中日の監督としても2004〜2011年まで4度のリーグ優勝、そして1度の日本一という成績を残しました。

複数回・両リーグで三冠王を獲得した打撃と存在感は歴代最強(45歳・男性)
三冠王をとり、セリーグに移籍した後も、綺麗な独特のフォームで高成績を残し続けており、また守備も上手く、最強バッターだったと思います。(44歳・男性)
決して大柄ではない体格ですが、3冠王を3度取るなど輝かしい成績を残しました。広角に打てるバッティング、俺理論はすごくかっこよいです。(39歳・男性)
三度の三冠王は凄いし、実際の守備は意外と機敏で良い守備をする選手でした。(47歳・男性)
打撃はもちろんのこと、グラブ捌きが上手くちょっとしたバウンドでも取るから。(47歳・男性)

【第1位】王貞治(47票)

錚々たる名一塁手たちを抑え、全体の半数近い回答を集め圧倒的な第1位となったのは、現役通算868本塁打を放った“世界のホームラン王”こと王貞治選手でした!

早稲田実業から巨人に入団した王選手。プロ1年目の1959年は本塁打7、打率も.161という結果で終え、2年目からは2ケタ本塁打を記録するも17本(1960年)、13本(1961年)と世界のホームラン王の片鱗はまだ見えません。

ターニングポイントとなったのは1962年。王選手の代名詞である「一本足打法」を習得しその年38本ものホームランを放つと、以降引退まで1度も30本を下回ったシーズンはありません。1964年には55本塁打を24歳という若さで打っています。

現役時代で獲得したタイトルは主要なものだけでも三冠王2回、ホームラン王15回、首位打者5回、打点王13回、最優秀選手9回など巨人の黄金時代を支えただけでなく、過去そしてこれからのプロ野球史を見ても唯一無二の選手であることはもはや議論の余地はないでしょう。

ホームラン数世界一は伊達じゃない。ホームランってこんなに簡単に打てるものなんだと誤解してしまう程の大活躍は忘れられません。(50歳・男性)
何十年にわたり「世界の王」と言われるぐらい、現役時代を知らなくても語り継がれる伝説の人だから(40歳・男性)
言うまでもなく打者として世界最多のホームランはもちろんのこと、一塁守備も堅実で、牽制でのタッチもうまかった。(58歳・男性)
言わずと知れた世界の王さんです。打撃面では他の追随を許さぬ成績を残していますし、一塁手としてゴールデングラブ賞を取るなど、守備の面でも安定していました。(48歳・男性)
圧倒的な長打力にカリスマ性に、今でも語り続けられる最強の一塁手でした。(40歳・男性)

4位以下の選手とコメント

清原和博(7票)

バッティングの良さはもちろんだが、意外に守備も上手い。彼に至ってはいるだけでも威圧感があり、走者も気を使うことでしょう。まさに一塁の番犬だ。(49歳・男性)
「無冠の帝王」と言われ、大きなタイトルは取っていないが、チャンスには強かった印象。最高出塁率のタイトルは2回取っている。(50歳・男性)

中田翔(7票)

チームに応じたバッティングが出来、守備範囲も広いから。(33歳・男性)
日ハム時代の1塁での貫禄が忘れられません。ゴールデングラブ賞も過去獲得していたように記憶していますが、外野へと抜けそうになる一塁線ぎりぎりの当たりなど、瞬時にキャッチしている姿が印象に残っています。また捕球も丁寧で、ゴロなどを捌く球を丁寧に受けている印象がありました。(21歳)

松中信彦(5票)

一塁手としても強肩かつ捕球技術も高く、ただ、それよりも彼はその打撃力の圧倒的な高さで最強だと思います(22歳・男性)

結果はこちら

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回答結果を元に作成したグラフはこちらになります。トップは47票を集めた王選手、第2位・第3位に落合選手、バース選手と続きました。

若い年代からも支持された王選手のスゴさを改めて認識した結果と言えますね…!


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査実施日:2023年12月15日
調査対象:全国の20代~70代
有効回答数:100

※記載している回答は原文ママ

※2023年12月22日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「選手」で統一しています。

※サムネイル写真出典:PIXTA