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大人が意外と分からない「1Lの水の重さは何g?」《正解のカギは“密度”》

  • 2023.10.24
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日常生活でもよく使う「リットル」や「グラム」。

「かさを表すL」と「重さを表すg」はどのような関係にあるのでしょうか。

今回は、身近な単位に関する問題です。

問題

1Lの水の重さは何g?

1Lの水の重さは、何gと表せるでしょうか。

「かさを表す単位」と「重さを表す単位」がどのような関係にあるのかを考えてみてください。

答えは分かりましたか?

 

正解は「1000g」でした!

解説

なぜ1Lの水の重さが1000gになるのか解説します。

水のかさと重さを比較するためには、密度を利用します。

水の密度は1g/㎤です。

縦・横・高さが1㎝の箱に、水が1g入るとイメージできますね。

また、1L は1000㎤と定義されています。

 

密度と体積が分かれば、水の重さ(質量)は以下のように計算ができます。

(質量)=(密度)×(体積)

よって1Lの水の重さ=1g/㎤×1000㎤=1000g=1㎏

 

水1Lを重さに変換するときは、数値は同じになります。

例:水1.5Lは1.5㎏。水2Lは2㎏。

リットルという単位は「かさ」を表すもの、グラムやキログラムは「重さ」を表すもので異なる単位です。

水の密度が1g/㎤なので、水1L=1kg(1000g)という関係が成り立ちます。

 

同じ液体でも密度が違えばこの関係は成り立ちません

水1Lが 1kgに対して

灯油1Lは 0.8kg

醤油1Lは 1.2kgです。

灯油を入れるポリタンク、よくある大きさは18Lですが、これに灯油をいっぱい入れると約15kgになります。

まとめ

「1Lの水の重さは1000g」でした。「1L=1㎏」と覚えておきましょう。

しかし、同じ液体でも密度が違えばこの関係は成り立ちません。

またわずかな差ですが、水の重さは温度によっても変わります。

日常生活で使う単位について、深く考えたことはないという方も多いと思います。

これを機会に気になった方はぜひ調べてみてください!