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朝ドラ『ブギウギ』鈴子(趣里)は1週目から猪突猛進!次週はいよいよ歌劇団へ

  • 2023.10.7

東京ブギウギ、リズムうきうき、心ずきずきわくわく……。おそらくZ世代でも聴いたことくらいはあるだろう。軽やかなメロディに力強い歌声が重なる名曲『東京ブギウギ』。戦後にかけて活動した歌手・笠置シヅ子が歌っている。

彼女は、10月2日から放送スタートした新しい朝ドラ『ブギウギ』のモデルだ。幼少期の鈴子(演:澤井梨丘)が花咲音楽学校に入ることを志すのが、1週めの展開である。

「歌うのが好き!」夢を見つける鈴子がまぶしい

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(C)NHK

父・梅吉(柳葉敏郎)、母・ツヤ(水川あさみ)が営む湯屋に生まれついた鈴子。家の手伝いをしつつ、学校に通いつつ、歌を歌うことが何よりも好きな女の子である。しかし、本人はこれといって歌の道に進むつもりはなかった。

学校の教師や級友に、歌が上手い、花咲に行ったらいいのに、と言われたこと。湯屋で働いている記憶喪失の男・ゴンベエ(宇野祥平)に、鈴子の歌を聴いていたら記憶が戻ってきそう、と言われたこと。周囲から影響を受けた鈴子は、歌の道に進むことを決め、両親に「花咲に行きたい!」と宣言する。

惜しくも花咲の受験には失敗してしまった。けれど、梅吉に連れられた梅丸少女歌劇団の公演を見た瞬間に、心を奪われる。

鈴子が夢にまっすぐに突き進むことができるのは、寛大な両親の存在が大きい。それに加え、ゴンベエという大人が身近にいることも外せないだろう。親とも教師とも違う、自分と対等に話してくれる大人が、なんの忖度もなく歌を褒めてくれた。鈴子の言葉ではっきりと名言はされていないが、彼女にとって最初の成功体験となったに違いない。

歌劇団に入団した鈴子、ここでもお節介が止まらない?

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(C)NHK

2週目「笑う門には福来る」では、研究生として梅丸少女歌劇団に入ることになった鈴子が、トップスター・大和礼子(蒼井優)に出会う展開に。

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(C)NHK

もともと歌が好きな鈴子ではあったが、つい先日まで歌劇団の存在さえ知らなかった彼女。同期たちとともに練習に励み、先輩方の世話をする日々は、確実に彼女の夢にはっきりとした輪郭を与えてくれた。

鈴子たちの教育係であり、歌劇団のトップスターでもある橘アオイ(翼和希)から、稽古をつけてもらうことになる。大好きな歌と合わせ、バレエや踊りも習う。これまでとはまったく違う環境に、鈴子は持ち前の楽観さで立ち向かっていくのだろう。

夢を見つけ、まさに猪突猛進していく鈴子の姿は、朝から元気をくれるはず。これぞ朝ドラ! 鈴子が歌手となってステージで歌って踊る様子が、今から楽しみでならない。

※記事内の情報は執筆時点の情報です


ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。Twitter:@yuu_uu_